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ISO感度について仕組みと使い方を深く語る!

こんにちは! こぎー(InsutagramTwitter)です。

僕、調べによると人生において一眼レフカメラやミラーレスカメラにかかわらない限りは聞くことがない言葉、勝手に一位は「ISO感度」です。

名前からは全く内容が想像できなくて、慣れないとつかみ所がないのがISO感度ってヤツです。

今回はそんなISO感度が主役です。

まずはISO感度の呼び方です。

「いそ」や「あいえすおー」、「あいそ」など人によって呼び方が異なっており、よくスタジオなどで仕事されている方などは、短く伝わりやすい「いそ」を使う人が多いとかも風のウワサで聞いたことがあります。

僕は「あいえすおー」の呼び方がしっくりきています。要はどちらでもいいみたいです。さっそくつかみ所がないですねー。

よくサラリーマンになると「ISO14001 環境マネージメント」とか「ISO9001 品質マネージメント」という規格を習うと思うのですが、それを決めているのが国際標準化機構 (ISO) で、「ISO感度」も同様に国際標準化機構が決めた写真のフィルムの感度の規格だったりします。

フィルムの規格がデジタルのカメラに引き継がれたとき、フィルム時代は感度の規格ごとにフィルムを交換していたのですが、デジタルカメラは設定で感度が変えることができるようになったのです。

ISO感度の仕組みと役割

カメラは光をレンズで集めてシャッターを開けていた分だけイメージセンサー(人間の網膜みたいなもの)に照射して写真データを作ることができます。

このイメージセンサーに光を照射する一連の流れを「露出」といいます

露出は「絞り値(F値)」・「シャッタースピード」・「ISO感度」の3つで決まってくるのですが、ISO感度はイメージセンサーの部分の内容なのです。

こぎー
なんと、いきなり変な単語のオンパレード、、(´・ω・`)

そんなときはこの記事たちを読んでおけば、理解できる( ´ー`)

ISO感度とは

初めて念願の一眼レフやミラーレスカメラを買ったとき、オートで撮影に慣れていく人が多いと思います。

明るい場所だと綺麗な写真が撮れるのに、暗い場所で写真を撮ったらザラザラで(ノイズがのって)お世辞にも画質がいいとは言えない。

そんな経験をきっとすると思います。その現象にISO感度は深くかかわっています。

先ほどのようにカメラに入ってきた光は最終的にカメラの中にあるイメージセンサーにたどり着くのですが、そのイメージセンサーに照射された光に反応する度合いをISO感度といいます

きっと今の説明だと少し分かりづらいので、ギターに例えるとします。

音を出力するとき、ギターの弦の振動をアンプで設定しただけ増幅してスピーカーから大きな音を出します。

同様に写真を作るとき、イメージセンサーに照射された光を設定したISO感度に応じて増幅(反応)させて明るい写真を作り出します

ISO感度を上げるとなぜノイズが増えるのか

ISO感度を上げると画質が悪くなるのは取り込む光の量が変わってくるからです。

ギターの音は増幅するとわずかに拾った小さなノイズも大きく増幅されてしまいます。それと全く同じで写真もわずかにあるノイズまでも増幅されてザラザラが目立つ画質が目立つ写真になってしまいます

逆に利点として光を増幅をすることにより、少ない光でも明るさを保った写真をつくることができます。

例えば絞りを固定してISO感度が100で1秒で撮った写真と、ISO感度を200で0.5秒の写真は明るさが同じになります。

低いISO感度は感度が低いためセンサーに当たる光の量がより多く必要になります。そのため適正露出にするにはシャッタースピードをゆっくりにしたり、絞りを開ける必要があります。そのため必然と光の量が多くなり情報量がある画質がいいディティールのある写真を作ることができます

逆にISO感度を上げることで早いシャッタースピードや絞りが狭い状態でも光を感度を上げて増幅するため、そこまで光の量は必要なく明るい写真が撮れるようになります。でもそのぶん少しの情報から写真を作るため情報量も少なくノイズも増幅され増えて、画質が低下していくのです。

そのため絞り値(F値)が開放でも明るさを確保できなかったり、手ブレしないシャッタースピードの確保のために、設定する使い方をされることが多いのです。

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知っている方がいいISO感度の用語

意外と普段しゃべっていると使わなそうな言葉ですが、ISO感度を現在設定されている感度から上げることを「増感する」、下げることを「減感する」といいます。

逆にカメラのカタログなどを眺めていると良く出てくる言葉をここからまとめました。

ISO基準(ベース)感度

カメラにとって一番、画質がよくなるISO感度の値を「ISO基準(ベース)感度」といいます。

ベースとなり、増幅など一番、手を加えられていない状態なのでノイズの量だけでなく、取り込めている光の明暗差の幅(ダイナミックレンジ)や色のつぶれなど、色々な画質において一番カメラの実力を発揮した高品質な写真を撮ることができます。

基準感度はカメラやメーカーによっても異なっていてISO100など低感度のことが多く、大体はISO100~200ぐらいで、低感度に強いカメラだとISO64などもあります。

周囲が十分明るくて露出がISO感度に余裕があるときや、三脚を使ってシャッタースピードを長くすることで光の量を必要なだけ稼げるときなどにベース感度で撮影をすることで画質を最優先した写真を撮ることができます。

ISO常用感度

ISO感度を変更するときにノイズの量が許容できる範囲内のISO感度のことを「ISO常用感度」といいます。

メーカーが「このISO感度の値までなら綺麗な写真が撮れるよ」と認めている値です。

そしてこの常用感度と言うのは、とーーーっても曖昧で、カメラを使う人の感覚でも異なってきます

カメラによっても性能差で高感度耐性が異なる上に、、

メーカーがISO51200までが常用感度だと謳っていても、実際撮影をしてみるとISO1600ぐらいまでしか許せない人もいます。逆にISO6400ぐらいまでなら許せるかもって人もいます。

撮影をたくさんするうちに自分が許容できるISO感度の上限がおのずと決まってきます。

僕の場合だと使っているカメラ(Canon EOS Kiss X7)が高感度耐性が低く感じるので、普段はISO800を上限にしています。そして、どうにもならない暗所の場合のみISO1600~ISO3200まであげるようにしています。

ISO拡張感度

常用感度の範囲を超えてしまったISO感度のことで、ノイズはバリバリで画質がすごく劣化するけど、撮影をして写真を撮ることができる値のことをいいます。

基本、趣味で撮影をしている人が使用することは無い値だと僕は思っています。例えばパパラッチなどが情報誌に載せる写真のために暗闇からターゲットを素早く狙う場合や、防犯カメラなど記録用の用途でしか使わないと思います。

ちなみに拡張感度は上限の高感度の超過のことを言うのが大半ですが、下限側の拡張感度というのもカメラによっては設定できます。

下限側のISO拡張感度はどのように品質が落ちるのか

画質がよい状態からさらに、ISO感度を下げて光をたくさん取り込めるため利点が多そうな気がするのですが、実はそんなことはありません。

基準感度が純な状態なら、そこから光を減衰させているのです。

なのでノイズは減るのですが、白とびや黒つぶれが発生しやすくなってディティールが落ちたり、変な発色やコントラストが発生したり違和感が出てきてしまうのです。

上級編:ISO不変性とRAWデータの関係

今回の記事はちょっと、難しい内容と書いていて僕も思います。

こぎー
この記事、ちょっと長いし読んでて疲れるよね。

よし!ここは思いっきり余談でリフレッシュしてもらおう!

そこで骨休めです。ISOについてきっと覚える意味がないマニアックな「ISO不変性」についてです。
※この内容は読むの飛ばしてもいいと思います(笑)

「ISO感度以外の絞りとシャッタースピードの設定を固定」にして「同じ場所(光)を撮影」した場合、ISO100やISO200、ISO1600などISO感度が上がるごとに徐々に明るくなる、露出が異なる写真を撮ることができます。

その写真たちをRAWデータ(圧縮されていない情報量の多いデータ)で、Lightroomなどでレタッチ編集をして、全く同じ露出にしたときのノイズ量が変わらないのでは?というのがISO不変性です。

レタッチして暗い写真を明るく持ち上げてやると、実際にノイズが増幅されてしまいます。カメラで行われる増感または減感を後でソフトでおこなう状態と考えれば分かりやすいと思います。

それなら撮影のときは常にISO基準感度でなるべく高画質で撮っておいて、設定の手間を省き、後で修正してやるというテクニックも使えそうです。

ですが実際はメーカーの努力の賜物なのかノイズ量とISO感度が比例することは少なく、撮影のときにISO感度を設定したほうが、後でレタッチで露出補正するよりも画質はほとんどの場合、高画質です。

高感度耐性を努力してきたイメージセンサーさまさまです。

なので「ISO感度も後でレタッチで修正してしまえばいいや」という安直な考えだと、後で泣きを見ることになりそうです。

そういう意味ではしっかりとISO感度を勉強して、適切に扱えるようにした方が丁寧な写真作りはできそうです。

ちなみに写真はRAWデータも保存しておくことを、始めたばかりの人にも僕は強くおススメしておきます。
その理由はこちらの記事で説明をしています。

ISO感度の使いこなし方

さきほど絞りやシャッタースピードの確保のためにISO感度を上げることが多いと、ちょろっと書きました。

ですが、それだけではISO感度への理解と愛は語りきれません。

ISO感度を下げるのは品質のためだけじゃない。もっとISOを使いこなすアイデアや設定を紹介したいと思います。

ブレを生かした写真を撮るためにISO感度を下げる

意図的にISO感度を下げると、光の量がたくさん必要になるため適正露出にするためにはシャッタースピードを遅くする必要があります

絞り優先モードの場合、ISO感度を下げると自動でシャッタースピードを適正露出まで補正してくれますよね。

そうすると暗いところだと、いっきに手ブレを起すシャッタースピードになってしまいます。

ですがその遅いシャッタースピードを生かす、撮影方法もあります。

それは「背景を流す風景写真」と「流し撮り」です。

背景を流す風景写真

風景を撮っていると、空の雲や水の流れを露出時間で表現した写真を撮りたくなりますよね。

流れ感を出すために、明るいとき長時間露光で表現する場合は、NDフィルタ(サングラスみたいなの)が必要でISO感度だけでは対処できないし、夜などは三脚で固定して基準感度で固定してしまう場合が多いのです。

ですが滝や車など比較的、高速で動いているものはISO感度を調整することで躍動感を調整することができます

高速で動いているものを長時間露光してしまうと、のっぺりしたり、消えてしまったり意図した写真が撮れない場合もあります。

絞りも変更したくないとき、ISO感度を調整してシャッターを操るテクニックになりえます。

流し撮り

レーシングマシンや鳥などの動体を撮影するときに、撮影時に被写体にピントを合わせながら動く向きへ一緒にカメラも動かす撮影方法です。

流し撮りをすることで、被写体にピントがあっているのに、風景がブレて躍動感がある写真を撮ることができます。

基本、シャッタースピード優先モードやマニュアルモードで、シャッタースピードを1/100秒から1/30秒ぐらいで設定して撮影するため、ちょっと中級者以上の撮影方法なのですが、さらにISO感度で調整するのはなれた人向けの設定だったりします。

ですが絞り優先モードでとっさに撮るときやシャッタースピード優先モードに慣れていないときは、絞り量を変更せず擬似的にとっさに使えるテクニックとして覚えておいて損はないと思います。

動体がブレ無い写真を撮るためにISO感度を上げる

さっきとは逆にきっちりとブレない写真を撮るために、絞り優先モードでISO感度を上げることで、とっさにシャッタースピードを早くできて動体の撮影ができるようになります。

ISO感度を倍にすれば、一段明るくなるため、その分シャッタースピードが倍のスピードで早くなります。

時間が半分だと動体の場合、撮れる写真もだいぶ変わってきます。

そのためにも自分のノイズの許容量を理解して、チャンスを逃さないようにする必要があります。

ISO感度ごとのノイズの乗り

かんなり記事が長くなってしまいました。

僕の持っているカメラ(Canon EOS Kiss X7)は高感度耐性はそこまで無いので、、 ノイズの乗りの実験に付き合ってもらうことにしました。

こぎー
いつか、、いつかおニューのカメラを買ったら検証結果を追加するんだ!

キヤノンのEOS Rか、二コンのZ6買うんだ!!(ホント欲しいよ、、)

ここからISO感度ごとの比較写真をペタペタたくさん貼ると、記事の長さが膨大になってしまいます。

それに検証結果は資料的に役に立ちそうなので、別の記事で単品としてまとめようと思います。

お手数ですが別の記事でまとめる予定なので、また読んでいただけたらうれしいです。

カメラのISO感度上限値を設定しておこう

実験結果は別の記事にしましたが、どうしても伝えたいことがあります。

とても掴みにくい感覚的になってしまうISO感度ですが、最近のカメラはISO感度の上限を決めることができます

絶対、ISO感度の上限は設定しておきましょう

三脚を使えるときは常に基準感度でも大丈夫(星景撮影などは基準感度だとキツイ)なのですが、手持ちで暗所で撮影をするときは、どうしてもISO感度を上げて対処することになります。

そのとき、失敗した写真を作らないようにするためにも、たくさん練習で撮影をして自分が許容できるISO常用感度を覚えておくことが必須です。

暗いのに絞りたいときとか、ことさらだと思います。

いざって時の自分なりの常用感度を身につけることで、ISO感度を下げ高品質にこだわるよりも、少しのノイズが乗ってもシャッターチャンスをモノにできるはずです。

こぎーのまとめ

気が付いたら6000文字を超えていました。

文字数が内容の濃さに比例するよう、全部こってり濃い内容に仕上げたつもりです。

もう背油マシマシ、チャーシュー多めのこってり豚骨ラーメン記事だと思っています。

ISO感度は一段分、上げた下げたで下手したらボツ写真を作ってしまうかもしれないほど、威力があるものでもあります。

それぐらいISO感度は奥が深くて、面白い露出の要素です。

自分なりの常用感度を把握することと、適切な設定ができるようになることで写真のテクニックは格段に上昇するはずです。

余談ですが、大盛りこってりのラーメンのスープを飲み干したら底に「ありがとうございます」って書いてあると、ちょっと嬉しいですよね。ね。

それぐらい今回の記事は長いのですが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

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