こぎーのおすすめ
初心者に一眼レフカメラの入門機の写真の作例と画角ごとの特長を紹介

こんにちは! こぎー(InsutagramTwitter)です。

本格的なカメラを始めたくて一眼カメラを購入を悩んでいる初心者の方に、一番安いエントリー向けの入門機でどれくらいの写真が撮れるか紹介したいと思います。

僕は2013年4月に発売された入門機の「Canon EOS Kiss X7」を発売すぐから使用しています。

たくさん撮っていると画角ごとの写真の作例が貯まってきました。

画角ごとに撮れる写真と特徴も解説しているので、カメラとレンズ購入やの組み合わせを悩んでいる方の役に立てたらと思います。

僕が使っている入門機一眼レフカメラ

まず僕はもう生産中止の「Canon EOS Kiss X7」のダブルズームキット(広角レンズは後で買い足しました)を使用しています。

レンズもキットレンズという、付属でついてくる廉価なレンズを使用しています。

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そちらと近いボディは「Canon EOS Kiss X7i」です。こちらだと広角レンズも入っているのでお得です。

CANON デジタル一眼カメラ EOS Kiss X10 ダブルズームキット
「EOS Kiss」シリーズの最新カメラは「EOS Kiss X10」になります。

レンズの焦点距離について
今回、作例で使用している「Canon EOS Kiss X7」などの、一般的に入門機と言われる廉価モデルのカメラは「APS-C」というセンサーが使用されています。

焦点距離は「フルサイズ」という一回り大きいセンサーを基準にしており、「APS-C」の場合はレンズの焦点距離を約1.6倍した距離(35mm換算)がフルサイズと同じ画角になります。

注意点
今回紹介する作例は、縦構図はほとんどがインスタで投稿するためにアスペクト比を3:2から5:4にトリミングしていますが、横幅は基本端から端まで使用している写真ばかりです。
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広角域の画角で撮れる写真

まずは一番広い写真を撮れる、広角レンズの撮れる写真を紹介したいと思います。

スマホやデジカメに比較的近い画角で、スマホなどよりも広い範囲を移すことができます。

僕が普段から使用しているレンズはこちらになります。

画角が広くて見晴らした写真が撮れる

金華山展望台からの長良川の夕景の眺め
[焦点距離:10mm(35mm換算:16mm)]

圧倒的な風景を目の前にしたとき余すことなく写真として残すことができます

風景を撮るときには、ほぼ必須の画角のレンズになります。

最初は広角レンズを持っていなくても風景を撮っていれば、間違いなく欲しくなってくるレンズです。

名古屋城の堀からの夜桜
[焦点距離:12mm(35mm換算:19mm)]

広角レンズは迫力がある写真を撮るのに適している

名古屋テレビ塔の夜景
[焦点距離:10mm(35mm換算:16mm)]

広角レンズにはパース(パースペクティブ)という近くにあるものが大きく写る特徴があります。

手前側のものが広く写り、遠くの物が小さく見えるため、奥行きのある迫力のある写真を表現しやすいのです。

天王川公園の藤の花筏のグルグルとリフレクション
[焦点距離:10mm(35mm換算:16mm)]

この写真だと上に咲いている藤と、下にある藤の花筏(はないかだ:散った花が水に浮いている状態)を目立たせて、奥に視線が流れていくようにしています。

名城公園のオランダ風車とチューリップ
[焦点距離:10mm(35mm換算:16mm)]

足元からチューリップに近い目線で撮っています。

風車の下に咲いているチューリップを目立たせて、いかにもその場所に立っているかのような臨場感を出すことが出来ます。

そして風車の上部に近づくにつれ、遠くなって小さく見えるため、迫力のある写真が撮ることが出来ます。

遠くの物がブレない。星がとりやすい

普段、飛行機が空を飛んでいても、はるか遠くの飛行機はゆっくり動いてるように見えます。

それと同じで広角レンズは遠くの物体が小さく見えるため、高速で動いていても止まってみえます。

つまりブレが影響しにくいのです。
又兵衛桜の西側から見る星と天の川
[焦点距離:10mm(35mm換算:16mm) シャッタースピード:30秒]

僕の持っているレンズだと少し天の川は暗くて、写すのがやっとなのですが広角で撮ってやることでシャッタースピードを稼げます。

というのも夜中など暗いところで写真を撮るときは長い間シャッターを開けてあげるのですが、星は地球の自転によって動いているのでシャッターが長すぎると、徐々に動いていってしまいます。

ですが僕のレンズは暗くて、あまりシャッタースピードを短くすることが出来ません。

そこで広角レンズで目いっぱいの広角端で撮ることで長い秒数撮っていても、星を点で撮ることが出来ます。

ちなみに写真をすごく拡大すると若干、星が楕円になっているのですよ(笑)
又兵衛桜と星の軌跡
余談ですが長時間(1時間ほど)同じ構図で数十枚写真を撮っておいて、明るい部分だけを合成してあげると星の軌跡を撮ることも出来ます。

広角レンズの画角の弱点

広角レンズにも弱点があります。

スマホで写真を撮るとパッとしない写真になってしまった経験はあると思います。

こぎー
僕は何を写したいんだろう。。

広角レンズは構図をしっかり考えて何を撮りたいかを明確にしてあげないと、たくさんの余分な景色が写りこんで伝わらない写真になってしまいます。

特徴を生かしてあげれば、いい写真が撮ることが出来ます。スマホでも良い画角を練習しておけば、広角の練習にすることが出来ます。

標準域の画角で撮れる写真

次は広角と望遠の間の標準域の写真を紹介したいと思います。

目で見る景色に比較的近い画角になります。

僕が普段から使用しているレンズはこちらになります。

普段から見ている、素直な景色を撮ることが出来る

金華山展望台からの長良川の夜景の眺め
[焦点距離:20mm(35mm換算:32mm)]

広角よりの標準域だと先ほどの広角よりも狭いのですが、だいぶ人の目で一望しているような感じの写真を撮ることが出来ます。

人間の目は一点を見ているとき約50mmの画角だといわれています。

そのため50mm付近は素直で分かりやすい構図を作ることが出来ます。

僕もどちらかというと、31mm(35mm換算:50mm)ぐらいの画角が撮りやすいのかなぁと思います。

名古屋城の堀からの夜桜
[焦点距離:26mm(35mm換算:41mm)]

名古屋城が水面にリフレクションしているのを全体を入れたかったため、この画角を選んでいます。縦横比が3:2なら50mm(35mm換算)でも良い画角になります。

ささしまライブ駅周辺の夜景
[焦点距離:31mm(35mm換算:50mm)]

目で見たままの画角になります。この31mmの画角は意識せずに選んでいるので、きっとちょうど良い画角だったのだと思います。

いちのえだ田園のひまわり
[焦点距離:35mm(35mm換算:56mm)]

50mm(35mm換算)よりも少し狭いですが、目線の通りで素直に綺麗だった景色を表現できました。

フルサイズでも使える35mmの単焦点レンズ(画角が固定されてるけど品質が良いレンズ)を購入するのも使いやすいのでおススメです。

蓮へ向かう鯉
[焦点距離:47mm(35mm換算:75mm)]

少し望遠になるため、景色もある程度入っているのですが、一部を集中してみたような切り取った写真を撮ることができます。

広角や望遠のレンズの様なクセが少ない画角なので、普段からカメラに装着しておけばとっさのシャッターチャンスにも対応できて、比較的使いやすい画角になります。

望遠域の画角で撮れる写真

ラストは望遠域の写真を紹介したいと思います。

遠くを切り取ったような写真を撮れる画角になります。

使いこなせるようになれば楽しいレンズで、使っていると段々と焦点距離が長いレンズが欲しくなってしまいます(笑)

僕が普段から使用しているレンズはこちらになります。

肉眼では見えない細部が撮れる

しっかりと探してあげると、都会に住んでいても公園で野鳥を見かけることが出来ます。

近づくと逃げてしまう鳥や野生動物だって、肉眼では見れない望遠鏡で覗いているような写真も撮ることが出来ます。
熱田神宮のウメジロー
[焦点距離:163mm(35mm換算:261mm)]

卵ぐらいのメジロも広角だとミジンコ並みのサイズになってしまいますが、望遠レンズならドアップで写せます。かわいいですね。むっちゃ目が合っています。

愛知県一宮市の木曽川のコハクチョウ
[焦点距離:250mm(35mm換算:400mm)]

かなり距離があるのですが、川の中にいる白鳥も望遠レンズがあると撮ることが出来ます。

動物園に持っていくとすごい活躍してくれる画角域になります。


[焦点距離:250mm(35mm換算:400mm)]

マクロレンズほど被写体に近寄れないのでアップには出来ないですが、望遠で切り取ることで擬似的にマクロレンズみたいな撮り方ができます。

圧縮効果でボリュームのある写真が撮れる

車や電車に乗っていて遠くにある山に近づいていくと、すぐ近くにあるように迫ってくるように見えますよね。

その視覚効果を「圧縮効果」といいます。

パースの逆で遠くの物が小さくなっていき、そのうち連なって見えるようになります。

望遠レンズだと遠くを切り取るため、圧縮効果を生かした写真を撮ることが出来ます。
一宮の本町商店街のこいのぼり
[焦点距離:55mm(35mm換算:88mm)]

中望遠域の標準よりの望遠域なのですが、望遠過ぎるとこいのぼりが重なってしまうのですが、少し広角にしてあげることで間隔を置いて視線がスキップしながら奥へ向かうように出来ます。

中村公園の太閤まつり
[焦点距離:187mm(35mm換算:299mm)]

お祭りや都会で人が大勢いるところを撮ってあげると、圧縮されてボリュームが出て迫力がある写真を撮ることが出来ます。

ボケを生かした写真を撮ることが出来る

望遠になるほどボケた写真を撮ることが出来ます。逆に広角になるほどボケにくくなります。

その特性を生かしてあげると、主にお花畑で女子力が高い写真を撮ることが出来ます。

望遠レンズを構えてボカしてあげれば、オッサンだろうと美人なお姉さんだろうと、もれなく女子力を発揮することが出来ます。

大垣のカミツレ(カモミール)
[焦点距離:135mm(35mm換算:216mm)]

前にある花がボケてモヤみたいなものがかかります。

そうするとフェミニンなキャッキャウフフな写真になります。

大垣のカミツレ(カモミール)
[焦点距離:250mm(35mm換算:400mm)]

スマホでは撮れない、望遠レンズの特権です。

勿忘草(ワスレナグサ)とベニシジミ蝶
[焦点距離:250mm(35mm換算:400mm)]

前ボケで風景を溶かしてあげれば、主役の蝶ちょが引き立ってくれます。

こぎーのまとめ

入門機の広角、標準、望遠の画角を揃えてあげれば、自分の練習次第で色々な写真が撮れる様になります。

高価でハイスペックなカメラに比べて、たしかに難易度は上がりますが難しい被写体にもチャレンジできるのです。

特殊な魚眼レンズやマクロレンズなどもありますが、基礎は全て習得できるはずです。

今、どんなカメラが欲しいかを選ぶ基準になったら幸いです。

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