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コスパ最強YONGNUO YN35mm F2レビュー!初めての単焦点におすすめ

こんにちは! こぎー(InsutagramTwitter)です。

今までズームのキットレンズを使用していたのですが、本格的に写真を撮り始めたら思ったように撮れない被写体が増えてきました。

そこでズームレンズ派の僕でしたが、F値の低い明るいレンズが欲しくて、初めての単焦点レンズとして「YONGNUO(ヨンヌオ)YN35mm F2」を購入しました。

結果としてサブや初めての単焦点におすすめで、「1万円ほどで買えてコスパがいいけど、中国製だし、、どうなの?」って人も多いと思います。

僕の選んだ動機や使ってみて感じたメリット・デメリットなどを判断材料になるようレビューとして書きました。

「YONGNUO YN35mm F2」の僕の購入動機

僕がこのレンズを選んだのはズームレンズで画角はカバーできるけど撮れない写真をカバーするためです。

ホタルに四苦八苦して、ズームレンズ派の僕でも明るいレンズの必要性を感じ、、

こぎー
今まではF4で60秒かかった明るさも、F2なら2段開放で4倍の明るさ、15秒で撮れる!

タイムロスや暗いところでも熱ノイズ処理に悩まなくて済む!

他にもたまには、妻やペットのにゃんこのポートレートで背景をぼかしたかったり、手持ちでイルミネーションを綺麗に撮りたかったからです。

僕の場合は普段風景を撮るのですが、レンズシステムの最終着地点としてF4通しで全ての画角をカバーして、必要な画角だけ単焦点で補うことが出れば良いなと思ったからです。

なので単焦点は現在の僕にはサブ的なポジションで、コスパ重視の格安レンズが大正解となり、最安値の「YONGNUO YN35mm F2」を選びました

もちろんお金が許すのなら高性能レンズを購入しますが(笑)

「YONGNUO YN35mm F2」のスペックやレビュー

購入したのはキヤノン用で、EFマウントのフルサイズも対応したレンズになっています。

僕が使っているようなAPS-Cのカメラ(Canon EOS Kiss X7)だと、35mm換算で約56mmの画角になります。

二コン用もあり、キヤノン用をマウントアダプタを使用すればソニーなどでも使用が可能です。

アマゾンのレビューが中国製の格安レンズだけあって、賛否両論で面白いです。

保護フィルターは別売りなので、別途購入が必要です。

スペック


このレンズのスペックを表にまとめました。

項目 仕様
対応マウント キヤノンEFマウント・二コンFマウント
最大絞り f/2.0
最小絞り f/22
レンズ構成 5群7枚
絞り羽根枚数 7枚
画角(水平*垂直*対角線) 54°*38°*63°
最短撮影距離 0.25mm
最大撮影倍率 0.23倍
フィルター径 φ52mm
最大径×長さ φ73mm*59mm
重量 155g(本体のみ)
付属品 フロントレンズキャップ×1
リアレンズキャップ×1
取り扱い説明書(英語&中国語)×1

1万円の安さ

1万円が安いか安くないかといったら、高いと思いますが、あら不思議。

レンズ沼にはまると1万円のレンズなんて、激安おったまげな訳です。

キヤノン純正の「EF35mm F2 IS USM」は4万~6万円なので、約1/4~1/6の値段で購入することができます

この値段を考えると、コスパの良さがわかるはずです。

フルサイズ対応

APS-Cセンサーのカメラを使用している人でも、同じメーカーでフルサイズセンサーのカメラにステップアップしても使用することができます

APS-Cとは画角が変わるの使い勝手が変わりますが、F2.0のボケは更に楽しむことができるようになります。

ちなみに「APS-C?フルサイズって?」なひとはこちらをどうぞ。

155gの軽さ

とにかく携帯性に優れています。

自分のスマホとほとんど変わりません。


さすが155g。 軽くて小さいです。

僕の手はあまり大きくないのですが、すっぽりホールドです。


比べる対象が違う気がしますが、キットレンズの「EF-S18-55mm F3.5-.5.6 IS II」と比べてみます。

「EF-S18-55mm F3.5-.5.6 IS II」を着けっぱなしな人も多いと思いますが、それよりコンパクトです。

保護フィルターが安い

レンズの口径が小さいほど、保護フィルターなどが安くすみます。

左から58mm(EF-S18-55mm F3.5-.5.6 IS II)、52mm(YONGNUO 35mm F2)、67mm( EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM )のレンズキャップです。

52mmだと安ければ1,000円ぐらいから購入することができます。

最短撮影距離が0.25mで、かなり寄ることができる

最短撮影距離が0.25mで短かく、ちょうど取り扱いやすい距離です。

こぎー
「ゼロカロワロタ」ワロタ

食べ物もちょうどいい距離まで撮影することが出来て、物撮りやテーブルフォトなどにも向いています。

コンパクトなのでカフェや飲食店に持ち込んでも大きなレンズよりも存在感が薄くなり、取り回しが楽になります。

解像感が少し甘い、撮って出しは少し暖色寄り

少しオールドレンズみたいでピントピークの場所でも解像が緩いです。

さらに撮って出しだと少しオールドレンズの様な癖があります。

余談ですが、この癖が好きでヨンヌオのレンズが好きな人もいるぐらいです。

解決策としてLightroomなどでテクスチャや明瞭度、シャープ補正などをかけてあげるとガチピン状態にすることができます。

こちらはキャラメルマキュアートの撮ってだし写真です。

Lightroomでピント部分をくっきりさせて、レタッチをしてみます。

部分編集でガチピン部をテクスチャとシャープ補正をかけています。

レタッチ後は許容できるシャープさが戻っていると思います。

ブレはなんともできないですが、これぐらいの解像ならシャープに修正することができます

ただしISO感度が高かったり、強引にシャープにするとノイズが乗ったり色々と破綻する可能性があるので少し注意が必要です。

暖色寄りな写りもレタッチで修正可能な範囲なので、撮って出し派じゃない限りは問題ないと思います。

周辺光量の減光がそれなりにある。しかし、
Ligtroomでレンズ補正のプロファイルで修正可能


こちらが撮って出しの写真です。

少し四隅の減光が気になります。

うれしいことにExifデータにレンズ情報が残ってくれます

なのでLigtroomでレンズ補正をすることができます。

AFがうるさい

AFのピント合わせ時、ジージーとかなり音がします。

静かなところだとかなり目立つ音をしています。

うちのにゃんこはAF音が苦手で、AF状態で撮影しようとすると顔をそむけてしまいます(笑)

ペットなどは少し不向きになってしまうかもしれません。

常にMF撮影なら大丈夫そうでした。

AFが遅い、たまに迷う

AFが遅く突然現れるシャッターチャンスに対応しにくいです。

動きものの撮影がとにかく苦手です。

スナップ写真やペットの写真撮影では場合によっては遅い上にピントが彷徨ってしまいました。

ゆったりとした撮影には向いているので苦手な写真は切り捨てる覚悟が必要かもしれません。

ある意味、MFに瞬時に切り替える練習ができるのでこのレンズで鍛えるのもありですが(笑)

「YONGNUO YN35mm F2」を使ってみて感じた、
購入をおススメする人

APS-C機の初めて単焦点レンズを購入する人

フルサイズセンサーのカメラを持っている人は、大体の人がそれなりに単焦点のレンズも経験済みだと思います。

そこで僕の様なAPS-C機のフォトグラファーに35mmはおススメです。

35mmの画角はAPS-Cで使用すると、フルサイズの約56mmの画角になります。

50mmが人の目で見た感覚に近い画角で、このレンズの56mmでも最初の単焦点として扱いやすくてオールラウンドに使えます

ヨンヌオの一番人気が「YONGNUO YN50mm F1.8」で、6,000円前後で激安なのですが。。

フルサイズ換算で約80mmになるため初めての単焦点の画角には少し狭いです。

あると便利で、ついでに購入するとポートレートなどにも使用することもできます。

普段はズームレンズ主体の人

交換のわずらわしさが理由だったり軽量化のために、あまり単焦点レンズを使用しない人。。

限定的な用途だったり、サブ的なポジションで使う場合は1万円低コストで購入できるのでおススメです。

ホタルや手持ち夜景などの対策として使用することができます。

必要なときだけ持ち出すことも可能ですし、155gなので持ち運びもさほど苦ではありません

逆に明るいズームレンズを揃えることができる方は、そっとこのページを閉じても大丈夫かもしれません(笑)

こぎー
大三元とかマイ諭吉さんライフが足らなスギー つらみぃ。。

大三元とか重いし、、(`・ω・´)キリッ

オールドレンズのような少し癖があるレンズが好きな人

価格が1万円ちょっとで購入することができます。

やはり値段だけあって、解像感やAFの遅さ・迷いなどデメリットもあります。

それすらも理解して撮影を楽しめる人にはおススメで、案外デメリットも使ってみると気になることはありません。

「YONGNUO 35mm F2」の作例

シチュエーションごとの作例を紹介したいと思います。

ボケ具合や、画角の雰囲気、破綻しないレタッチ具合などレンズ購入時に気になる点を作例にしています。

表記がない限りはレタッチ後の写真になります。

手持ちイルミネーション

このレンズ自体は解像感が甘いのですが、イルミネーションだと生かすことができます。

ボケもほぼ丸ボケになってくれて、幻想的な写真を撮ることができます


開放F2.0で撮っています。

とても幻想的な被写体と相性がいいです。


遠くの細かいボケもしっかり丸くなってくれています。


背景がなだらかにボケてくれます。

光源が少し強いと、バブルボケみたいにボケの線が出てきます。

テーブルフォト

使ってみて感じたことは、引きの写真もアップの写真もとても撮りやすいです。

そしてF2.0なので室内の暗いカフェでも手振れせず撮れて、綺麗にボケてくれました。


ケーキを引きで撮っています。

なだらかにボケてくれるのでクリアシートもふわっとスカートが広がった様になってくれました。


こんどはアップです。

チェリーのしずる感も表現できています。

後の葉っぱが2線ボケになっているのかなぁと思ったのですが、単純に葉っぱの中央がくぼんでV字になっていて重なってただけでした。

テーブルフォトはすごく楽に撮ることができて、満足です。

スナップ


開放F2で撮影しています。

リフレクションと透けを使って、抽象的で面白い感じに撮れて満足です。

こちらも子どもの手がヘンな風にみえて抽象的になるように撮りました。

少し絞ってスナップを撮るのも向いています。

「YONGNUO YN35mm F2」は絞ると、解像度が1万円とは思えないぐらい良くなります。

さっとスナップを撮る人には軽くて持ち出しやすい、しかもいざというときはF2まで絞りを開放できるので臨機応変に対応できるのではと思います。


ちなみにこちらはF8.0で撮った編集前RAW画像です。コントラストが少し強めです。

車の助手席から撮っているのですが、雨粒は軽くボケてくれて背景はしっかり解像しています。


こちらはレタッチ後。

雨が振っている感じと、モヤがでているのが珍しくて強調することを意識しました。

ちなみに少しAFが遅いので、咄嗟の撮影には厳しいかもしれません。

こぎー
スナップは置きピンでベストタイミングを撮ることも多いし、構図をしっかり組むスナップなら使いやすいよ!

ペット(にゃんこ)

AFの音がうるさく接写で寄ろうとすると、気になる子は逃げ腰になってしまいます。(とくににゃんこ)

そしてスナップも咄嗟のAFが遅いので、正直向いていません。

ボケ味を生かすことができればいい写真が撮れるので、このレンズを使用するなら根性が必要かもしれません。

ボケ味が綺麗です。

目にピントがしっかり合っていないのが、残念ですがかなり枚数を撮らないと、このショットも撮れませんでした。


後姿がかわいいすぎです。

ちょこんと座っているときは、そこまで難しくないのでラクチンに撮影できます。

そして毛並みも解像してくれて満足です。


アップの写真は正直、画角が広くて難しいです。

F2.0で撮ろうとするとピントが浅く合わせるのも一苦労です。

ソニーの「α7」シリーズなどは、動物瞳AFがあるので便利かもしれません。

物撮り

じっくりと撮影をするにはとても楽でした。

場合によってはミニ三脚などがあるとかなり便利に撮影することが出来ます。

フィギュアなどを撮るときに、ボカして撮るのに便利です。

三脚で固定して、ピントの場所を変えて何枚か撮影してフォトショップなどで合成してあげれば、接写なのに全体にピントがあった解像感のある写真も撮ることができます。

近くにほどほどに寄れるので、アップも撮影することが出来ます。

画角が少し広いですが物撮りに一つ持っておくと便利なレンズでした。

こぎーのまとめ

1万円と、とても安く単焦点をとりえず購入するにはうってつけのレンズになってくれます。

手持ちでのイルミネーションの撮影やホタルの撮影、テーブルフォトと役に立つ場面がたくさんあるので、普段はズームレンズしか使わないという人や初めて単焦点を購入すると言う人の強い味方になってくれます。

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