こんにちは! ズームレンズでもテクニックは磨けると思うこぎー(@koggy358)です。
カメラを始めたばっかりだと、レンズの多さや種類に圧倒されてしまいませんか?
ネットなどで情報を漁っていると、格言のように「フォトテクニック上達のために単焦点レンズを使え」って、当たり前のように目や耳にしますよね。
僕はちょっと考えが違っていて「うむ。いい格言だ。。」ではなく、ズームレンズの方が難しいレンズだと思っています。
もちろん単焦点のレンズは名前の通り、焦点距離が固定なため構図を自分が動いて考える必要があります。
そのため頭を使い体で焦点距離を感覚を叩き込むことができるのです。単焦点を使うことで確実にテクニックは向上していきます。
ですが、ちょっと考えてみてください。
実はそれってズームレンズでもできますよね?
ズームレンズの焦点距離を固定したままにしておけば、同じ行動をすることができます。なので単焦点レンズが上達には絶対というわけではありません。
ではなぜ多くの人達は単焦点のレンズを使うのか?
それはもちろん単焦点にもメリットがあるからです。
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フォトテクニック上達にはズームレンズがいい
ズームレンズだと単焦点より余分に意識する項目が一つ増えます。それは焦点距離の選択です。
ズームレンズだと立ち位置も焦点距離も自分で選択をする必要があります。
単焦点レンズだと動いて構図を決めるという1つのステップでシャッターを切る工程へ移れますが、ズームレンズだとそのステップの後に、焦点距離を選択するという工程が追加されます。
①足で動いて構図を定める。
②焦点距離を適切にして何を写すかを定める。
なので焦点距離を意識しながらズームレンズを使用することは、上達するのに役に立ちます。
この一連の流れができないと、カメラDJになってしまい同じ場所で、ズームリングをクルクルしている人になってしまいます。
カメラDJは「いいな」と思った被写体に対して、目に入った時点で立ち止まってしまいます。
ただ何も考えずにズームに頼るため、構図も風景を切り取っただけになってしまうのです。
どうしても動ける場所がなくて仕方なくズームに頼るのならわかりますが、極力避けるべきです。同じ立ち位置の場合、画質やサイズさえ気にしなければ広角で撮ったものをトリミングしてしまえば望遠側への焦点距離は対応できてしまう場合がほとんどなのです。
単焦点レンズは実力が伴ったときに最高のレンズになる
では単焦点レンズを使う理由とはなんでしょうか?
復習になりますが、「フォトテクニックの向上を目指すならズームレンズを使用するべし」です。
ということは逆説的に考えると、ある程度テクニックがあると思うのなら単焦点レンズを使う利点が出てくると思いませんか?
そうなのです。単焦点レンズとはある程度、写真が分かってきた人ほどいい写真を撮りやすいレンズなのです。
単焦点レンズは言わば、特化型の専用のレンズみたいなものです。
一つの焦点距離に特化した単焦点レンズ。
好みの焦点距離がある人におすすめ。
ズームレンズをずっと使用しているとあるとき、よく撮っている焦点距離に気が付くときがあります。
ちなみに僕は標準ズームレンズの広角側(28mmぐらい)が全体の25%を占めていました。
単焦点レンズは一つの焦点しか対応していません。ですが言い換えると一つの焦点距離に特化をしています。
一つの焦点距離専用のため、高品質で明るい(F値が小さくできる)レンズを設計しやすいのです。
なので好みの焦点距離の写真をより良く写すことができます。
こぎーのまとめ
現在の主流はズームレンズです。
というのもズームレンズの質が上がってきて、単焦点の利点である高画質に差が少なくなってきたからです。
確かに単焦点の利点をカバーできるズームレンズがあれば、そちらの方がレンズを増やすコストも抑えられるし、いざというときのシャッターチャンスに対応することが出来ます。
ですが明るさや品質はまだまだ、単焦点レンズの方が良いのです。そのわずかの差にこだわる人のためのレンズなのです。
僕は写真にはこだわりがあった方がいいと思います。なので本当に特化したい焦点距離に対して単焦点のレンズを選ぶべきです。
細部やその態度に魂がこもると僕は感じています。
臨機応変に対応できる信頼のズーム。そしてわずかな差にこだわれる特化型の単焦点。
どちらが正解というわけでもありません。
持論を持ってレンズシステムを組むことで、自分だけの写真が撮れるようになります。