こんにちは! 花火が大好きな、こぎー(@koggy358)です。
今年の夏はたくさん花火に行く機会があり、全ての花火会場で撮影をしてきました。
ほとんど初めて行く花火大会だったのですが、それなりに花火を撮るときのカメラの設定や撮影方法を勉強してから撮影をしていたので、あせらず花火を撮ることができました。
初心者でも花火の撮影自体はコツさえ掴んでしまえば難しいわけではないのです。
今回は初心者でも花火撮影を成功させるための戦略の立て方と心得をまとめました。
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花火は準備の段階で出来高が決まる
花火はイメージした通りの写真を撮る難しさは、撮影以外に潜んでいます。
僕も自分で納得がいかない部分の大半は撮影以外にありました。
どの被写体の撮影についても言えることなのですが、花火は特に準備の段階で出来高が決まってきます。
花火撮影は情報戦なのです。
慣れない状態で考え無しに花火会場に撮影をしに行くと納得がいく写真が撮ることが出来なかったり、必死に現場で考えて何とか写真が撮れたという経験をしたことがある人も多いと思います。
場所取りを制したものが、良い構図にたどり着ける
早速ですが、一番重要な内容だったりします。
初めて行く花火大会は、下調べしていかないと十中八九、満足した写真を撮ることができないです。
花火の撮影では、良い構図になる場所は花火が始まる数時間前から徐々に埋まっていきます。
そのため後発になるほど、良いスポットが確保できる確率が下がってきます。事前に調べて気持ちのいい撮影ができるようにしたいですよね。
予定があってギリギリになると、さらに迅速な判断が必要になってきます。
予定に合わせて撮影スポットを確保するまでの移動手段や確保後のスケジュールの組み立ても快適な撮影には必須です。
余裕があれば撮影スポットの確保後により良い構図になりそうなポイントを探したり、お祭りを目いっぱい楽しんだりすることもすることが出来ます。
素敵な構図を決める要素は発射場所と撮影可能エリア
花火が発射される場所をあらかじめ知っていると、撮影したいエリアを絞りやすいです。
ほとんどの花火はグーグルなどで調べると簡単に発射場所を特定することができます。
そして撮影可能エリアと禁止エリアを明確にしておくことも大切です。
せっかく早いうちから時間をかけて場所取りしていようとも、撮影禁止エリアでの撮影はダメです。これはマナーの問題でもあります。
知らずにいると撤去せざる負えなくなります。
次に撮影可能エリアでスポットを絞っていく際、どのような花火写真を撮るかという風に考えます。
屋台や観客を入れ込こむ。水面にリフレクションする構図にしたい。などです。
ロケハンに使用するのはグーグルマップとグーグルアース
発射場所や撮影の出来るエリアを調べたら、次は撮影場所を決めていきます。
みずから花火前に下調べいける範囲なら直接、発射位置からの雰囲気を知ることができます。
ですが近所ではない限り、難しいのでその時は文明の利器を使用します(笑)
グーグルマップで距離や取れそうな大まかな位置を絞り、グーグルアースでさらに立体的にイメージを膨らましていきます。
花火会場から遠くなるほどお祭り目当ての人は少なくなります。
いいアングルを発見することができれば、完全にオリジナルの構図の写真を撮ることができます。
俯瞰や夜景と絡めて撮りたい場合、よさげな展望台や丘などを発見することで目星をつけることができます。
ですが実際に行ってみると枝や電線が邪魔だったりと、中々難しいものでもあるので失敗を受け入れる覚悟や実際に足を運ぶなどリスクが伴います。
もしいい展望台などを発見できたら、次の項目で説明するようにインスタなどSNSで調べてみましょう。
狭いエリアにフォトグラファーが殺到する熾烈なエリアな可能性があるので、場所取りの時間の調査や計算が必要になります。
過去の花火写真をインスタやネットで調べておく
僕ももちろん花火大会の前に調べていくのですが、当日現場へ向かうと案外想像していた状況と違っていたりして戸惑うことも多いです。
それを更に防ぐために、今までの撮影された写真をネットやインスタなどで調べてイメージを膨らませることも重要です。
実は過去の状況を確認するのが一番、打ち上げ場所を把握するのに適しています。
定番な構図を見ることができ、それ以外の個性的な構図も発見できるかもしれません。
そしてさきほどのようにキャプションなどから展望台などの込み具合や裏話を調べることもできます。
情報が少ない展望台なら、外れか穴場のどちらかなのでチャレンジする価値があるかもしれません。
あらかじめ演目のプログラムが分かるのなら、なおグッド!。
花火大会によっては花火の演目プログラムを載せていたり、当日配っている会場もあります。
花火の演目のネタバレが大丈夫な人はゲットしておくと、大いに役に立ちます。
というのは花火大会によっては、小さな花火と大きな花火の打ち上げが交互にあり、構図作りに悩まされる可能性があるからです。
また打ち上げ場所が複数個所ある場合、演目を知っていればあらかじめ打ち上げ場所を狙い打ちすることができます。
風向きと強さを注意してスポットを考えておく
向かい風だと打ちあがった花火の煙が自分の方へモクモクと向かってきます。
そんな状態で撮影をすると花火が煙で巻かれて一部が見えなくなってしまうことがあります。
せっかく綺麗な花火が打ちあがっていても、いざ撮った写真を確認すると微妙な感じになる状態です。
風の向きは前日に天気予報などで調べられるのですが、花火大会は海や河川敷など風が起きやすい場所が会場になることが多いです。
なので撮影スポットは一つに絞るのではなく最悪、風の影響も考えて調べておくと臨機応変に動くことができます。
花火撮影に適した機材を持ったか
いざ、花火の撮影を開始したけど持ってきた機材が役に立たなかったり、壊れたり。
僕も安いレリーズ(700円)を使っているのですが、花火大会中に断線して壊れたときは焦りました。
いきなりカメラが連射をはじたぞおおおおお!!!
お?止まった・・あれ?レリーズ効かない(´・ω・`)
花火の撮影に必須の三脚の大きさ
三脚も邪魔にならないコンパクトな三脚を選ぶか、柵や胸の高さの堤防など高い障害物の高さを超える三脚が必要なのか。
僕も事前情報の「土手沿いに寝っころがって撮影できる」を鵜呑みにして、目立たないようコンパクトな三脚を持っていったら堤防でしか撮影禁止で苦戦したことがあります(笑)
高低差が少ない場所で後ろから人波を超えて撮影する場合や大型の望遠レンズをつけて撮影の場合、大型のガッシリした三脚が必要になってきます。
さらに電車などの公共交通機関を使用する場合、大きな三脚をカメラバックに取り付けていると、満員の車内では硬くて冷たく隣接した人に不快な気分をさせる要素になりかねます。
逆に高価な三脚や雲台を破損させられたら、後味も最悪です。花火大会や移動手段に応じた三脚選びが重要になってきます。
個人的には色々と対応できるトラベル三脚があれば、大型三脚以外はカバーで聞きます。
撮影場所やプログラムに適した焦点距離のレンズか
花火大会は撮影場所が移動しない限り固定されてしまいます。
頑張って場所取りしたけど、いざ花火が始まって予想よりも花火の範囲が広かったり、小さくて焦るのはよくあることです。
2~3尺玉の特大花火は、発射場所から近いと広角レンズでも下手すると収まりきらずに、メインディッシュの撮影で泣くことになります。
必要に応じたレンズシステムを組んでおくことが重要になってきます。
さらに花火撮影に慣れてきたら、色々なことに気を使えるようになります。
レリーズはいい花火写真を撮るのに必須
花火の長さに合わせて、シャッタースピードを調整しながら撮影をするため、バルブ撮影が基本となります。
手でカメラのシャッターを押し続けるとぶれの原因になってしまいますよね。
なので手元でシャッターを調節できるレリーズは必須といっても過言ではありません。
レリーズに不具合が発生した場合、予備を持っていると、その後も余裕を持って撮影ができます。
ちなみに花火の撮影にはレリーズはシンプルなロックつきのシャッター機構のみのタイプがおススメです。
白とびを防ぐNDフィルタはあると心強い
花火撮影は三脚とレリーズがあればほぼ出来ます。
ですが状況に応じてあると心強い機材もたくさんあります。
花火の連発が多い花火大会ではNDフィルターを準備しておくと白とびを防ぎながらも花火がモリモリな写真を撮ることが出来ます。
大きな花火や連発している花火は絞りすぎると回析現象がおき、ISOでも対処しきれない場面も多いです。
花火撮影には影響しないけどあると便利なもの
早く場所取りをするときに何かと便利なものです。
主に快適に過ごすためのグッズだったりします。
ブルーシート
レジャーの必須品、ブルーシートです。
小さめのならば安価で、折りたためば大きさも調整できます。
芝生の上に敷いたり、コンクリートの上でも役に立ちます。
この後、紹介する折りたたみ椅子と使い分けるといい感じです。
折りたたみイス
アマゾンやドンキ・ホーテで安いのだと1,000円ぐらいで売っています。
地面やブルーシートに直接座ると足が痛くなりますよね。2時間近くいるのなら快適な方がいいのです。
それにブルーシートと併用して、シートの上では靴を脱いでイスだとリラックスしまくれます(笑)
養生テープ
養生テープとは粘着力はあるけど剥がしやすいテープで、ホームセンターなどで売っています。
ブルーシートは持ってきたけど、風で飛ばされそうな時おもりを固定したり、名前をテープで書いたりと使い道は無限大です。
強力なガムテープ
養生テープでは弱すぎて使い物にならないとき、ガムテープが役に立ちます。
コンクリートとブルーシートを固定するのも養生手テープでは弱すぎます。
養生テープとセットで持っていると心強いです。
水分と塩飴、体を冷やせるもの
水分は必須中の必須です。
この後、体調管理についてのお話なのですが、体が持たなければ撮影がそもそも出来ません。
自分の体力を考えて快適に過ごせるよう準備をしましょう。
体調に余裕を持って撮影しよう!
暑さにダウンしてたら花火写真が撮れない
花火はなんだかんだ言ったって、夏の風物詩です。
最近の夏は40℃を超える猛暑なんて日もちらほらです。
他の季節なら少しは楽ですが、野外で動かず撮影することが多い花火は体調管理とスケジュール管理が大切になってきます。
花火撮影とは直接、関係ない話ですが僕は重要だと思っています。
場所取り後に行動できるなら避暑地へ
やる気満々で場所取りをしても、花火撮影前に倒れてしまったら本末転倒です。
近場のカフェや休憩できる場所をスケジュールに組み込んだり、屋台でカキ氷や水分を沢山取っておいて体力を温存しておきましょう。
近くで場所取りをしていた女性が熱中症で倒れて、救急隊が出動してくる大騒ぎになっている光景に出くわしたことがあります。
自分も他人も大変な思いをするのは明白です。
常に体力に余裕がある状態をキープするぐらいの気持ちでいましょう。
花火の撮影中も水分は取る
撮影に夢中になっていると、他のことが疎かになってきます。
1~2時間ある花火の打ち上げ中に、一切水分を取らない状況を作ってしまうのは危険です。
昼間に比べて涼しくなっているとしても、30℃近い気温です。常に体は汗をかいています。
あらかじめ撮影前に確実に水分の確保が必須です。
大きい花火大会だと近くのコンビニや自販機で、保水が出来る飲料水が売切れてしまっていることもザラです。
目の前、海水しかないよ。。
帰りも油断しない
大規模な花火大会の場合、帰る時も恐ろしいほど渋滞や人の多さに苦労することになります。
撮影に夢中になり、水分補給を怠って岐路に着くときに脱水症状になっては、夏の思い出もちょっと苦くなってしまいます。
愛知県で最大規模の岡崎の花火に行ったとき、僕は会場に近い場所に車を停めていたら1kmほど進むのに1時間ちかくかかった時はどうしようかと思いました。
帰るまでが遠足花火大会です。
こぎーのまとめ
風景やポートレートなどの撮影とはまた、一味異なる花火の写真撮影。
成功のカギは撮影以外の準備が多くのウェイトを占めいています。
・花火大会の特性を理解して機材を持っていく。
・花火大会は体調管理も結構重要。
なによりも夏の風物詩を楽しみながら、素敵な思い出や自慢できる一瞬を写真に収めれるよう、あらかじめ用意万端にしておきましょう。