こんにちは! コタツ大好き、こぎー(fa-instagramInsutagramfa-link・fa-twitter-squareTwitterfa-link)です。
僕はとーっても寒がりなのですが「三大流星群」のひとつ「しぶんぎ座流星群」を見に行ってきました。
愛知県では雲がひとつもなく満天の星空に極大時は一時間に数個の流星を肉眼でみることができて、とーっても感動できる夜に。
名古屋では満天の星空を見れる場所が少なく(知らないだけかも)、遠くへあまり星を見に行く機会が作れなかったのですが、今回はせっかくの流星群ということで今回は市外へいってきました。
ちなみに「三大流星群」は1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」のことをいいます。
去年のふたご座流星群が気になっていたのですが見にいけなかったので、僕にとって初の流星群の観測と撮影でした。
そして肉眼的には楽しめたのですが、撮影的には失敗してしまったようで、綺麗な写真としての流星群を残すことができませんでした。
僕みたいな「寒い中での撮影」と「流星群を撮る」ことをする初心者が、僕みたいに失敗しないように反省点をツラツラと書いていきます。
そして色々必死だったのか、そのときの状況の写真を一切撮っていません(笑) チーン。
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レンズやフィルターの結露の凍結
今回の一番の失敗原因がフィルターについた結露が寒さで凍結してカメラの視界不良になったことです。
気温はこのとき、-4~-7度だったのですが、カメラへの寒さの対策をなめきっていました。
よく「暖かい部屋や車にいきなりカメラを入れるとレンズ周辺が曇ったり、内部などにも結露ができるので注意する」とは聴いていたので、撮影時はカメラを車の中に入れないようにしていましたが、結露を起していたみたいで凍結に気付きませんでした。
こちら撮って出しの写真ですが、問題なく撮れています。
それが結露して凍るとこんな感じに。アングルと星の位置が違いますが、ぼやけてなんかノイズが乗ったようなような写真になってしまいました。
対策したつもりでしたが、まだまだ注意することも改めて考えると多かった気がしてきたので、レンズの結露の原因や今後の対策も載せておきます。
暖機運転中の車の近くは暖かい
この撮影のとき、運よく車の中で待機しながら撮影できる場所でだいぶ助かったのですが、それがあだになったかもしれません。
普段では体験することの無い寒さだったため、いったん撮影の準備中は車を暖機運転して車内を暖めて撮影時は車のエンジンを止めていました。
エンジンかけていると振動とか、ライトを消していても車内はライトが一部点灯するのが気になってました。
僕が使っているのが一眼レフなのでファインダーからの光の漏れも気になりますし。
と、数十分から1時間おきに車のエンジンをかけると、氷点下の世界ではマイカーも頑張っちゃうわけなのですが、マフラーからはモクモクと排気ガスが出るし、車自体も熱を帯びます。
マフラーからはちょっと離れた位置にカメラをセッティングするように心がけていたのですが、想像よりも周囲の熱量が上がっていたのかもしれません。
車中泊用に寝袋を購入するなど対策をしてもいいのかなと思いました。
横に大きな川があり、撮影スポットすぐ近くにせせらぎがあった
この撮影地は大きな渓谷のとなりで、さらに撮影していたところの近くでは小川があったようで、流れている音が常にしていました。
深夜になるほど草や木など周囲がライトを当てるとキラキラとしていて幻想的だなぁとテンションが上がっていたのですが、冬でも湿気があるエリアなのかもしれません。
まさか水蒸気がレンズ部についていて凍結した可能性もあるはずです。
三脚も足元は霜が降りていたので、極寒の海や川、湖などの水辺ではいっそうの注意が必要かもしれません。
レンズヒーターを使用するべきだった
多分、ヒーターを導入すれば全て解決した気がします。
まさか愛知県に住んでいて、撮影のときにレンズヒーターがあったらよかったなんて考えもすることが無かったです。
ちなみにアマゾンで2000円せずに買うことができます。
また自作もできるみたいなので、興味がある方は自作しても楽しいかもしれません。
レンズ部のクリーニングの仕方が悪かったかもしれない
実は今回、2か所の撮影でレンズ部の凍結をしていました。
1回目の凍結後、拭き取りのときに細心の注意を払ったのですがレンズに手が近いところにあったり、フィルターなどを外したときに手で持つとそこから曇り結露に繋がるのかもしれません。
ブロアーの空気が温まっていたり、結露を拭き取るとき確認のためにと顔の近くに持ってき過ぎたかもしれません。
凍結時のクリーニングは、
・ブロアーで凍結部を飛ばす。
・クロスで拭き取る
の2点が基本なのですが、凍結自体の撤去は一度凍結してしまうと対策は難しいみたいです。
やはり最初に綺麗か確認してクリーニングをして、レンズヒーターを使用するのが一番の対策かもしれません。
ちなみにクロスは株式会社春日の「キョンセーム」(会社のホームページが新しいタブで開きます)が上質で、洗えるためおススメです。
購入は上記の㈱春日の通販がおススメです。
流星群は明るいレンズで
フィルター部が凍結する前に他のアングルで撮影をしていたのですが、数回か画角内で流星が流れたはずなのに、後で確認してみると流星の軌跡が無かったのです。
自分の持っているレンズもカメラも正直、星や流星を撮るのには適していないことは理解していたのですが、全然写らない。
流星の軌跡が写ってくれるかも知りたいし、明るい流星が写りこめば万歳と思っていたのですが、やはり写りこんでいないのはショックですね。
やはり流星をとるのならF2.8やF1.4などの明るいレンズがあると心強いなぁと実感しました。
かろうじて一枚、レンズ部が凍結しているときに限って軌跡らしき写真が写っていたので、それが流星(火球?)だと信じていますが。
APS-Cでも星景写真なら軌跡はバッチリ撮れる
星を撮るのならベストではないのですが、スポットをしっかり選定すれば絞り値もF4ぐらいでもなんとか撮ることができます。
ちなみに僕は「Canon EOS Kiss X7」だし、レンズも「EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」です。
そしてAPS-Cのカメラや暗いレンズでもある程度、暗い場所なら撮影もできます。
更に言うと軌跡の撮影ならAPC-Sだろうと、撮り方と比較明合成(コンポジット)の仕方を知っていれば、オシャレな写真は撮ることができます。
街中でも軌跡写真なら撮ることができるので、この撮影場所ならバッチリでした。
しぶんぎ座流星群を撮りに来たのですが、せっかくならそのときの失敗写真を成功写真する努力も必要だと思います。
こぎーのまとめ
しぶんぎ座流星群の撮影は失敗してしまいましたが、たくさんの流星を自分の目で見て感動する体験は衝撃的でした。
そして失敗ばかりの撮影でしたが、たくさんの失敗のおかげで少しばかりながらの経験値を得ることができました。
寒がりが苦手でも対策していれば、ある程度はぬくぬくできますし、何が足りないかもわかりました。
撮影においても同様で、持ち合わせのアイテムと今の僕の腕で何ができるかがわかる撮影でした。
そして次もまた撮影しに行きたい、気持ちのいい撮影でした。