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難関!失敗しないアートアクアリウムの撮影方法とコツ。カギは基礎の設定とアイデアにある!

こんにちは! こぎー(@koggy358)です。

先日、ナウなヤングにバカ受けな人気のアートアクアリウムを見にいってきました。

アートアクアリウムは撮影スポットとしてもかなり難易度が高く、失敗写真も反省点もたくさん量産してきました。もちろん楽しんできましたが(笑)

撮影スポットの数は少なく、構図がかぶり易いのですが、同じ構図でも上手に撮る人の写真はやはり綺麗で感動的です。

今回は基本的な撮り方の設定と、明暗差の激しい場所で動く被写体の金魚も縦横無尽に動きまわる撮影スポットで、僕が失敗をいっぱいしながら掴んだコツについてです。

アートアクアリウムでのカメラの基本設定

アートアクアリウムの青い水槽で泳ぐ金魚
アートアクアリウム内には三脚を持ち込むことができません。

そのため手持ち夜景のイルミネーションなどの夜景撮影とほとんど同じ設定になります。

ただ金魚は動きがある被写体のため、露出だけでカメラの設定をしてしまうと意図した写真が取れないため、手持ち夜景より難易度が高くなります。

設定自体はイルミネーションや手持ちで夜景と同じように考えればいいため、実はそこまで悩む必要はありません。

この記事を読んで復習しておけば、ばっちグーです。

① 設定はマニュアルモードかシャッタースピード優先モードで。
② 絞り値(F値)をマニュアルモードの場合は設定できる。ボケ味のある写真は開放気味、シャープな場合は絞る。
③ シャッタースピードを"1 / 焦点距離"秒を基準で余裕を持って設定する。
④ ISO感度は自分がノイズが気にならない感度で。
⑤ 測光モードを「スポット測光モード」にしておく。

先ほどの記事での設定のまとめです。

手持ち夜景よりも気にする点は、絞りやISO感度を余裕持って設定しておけば、シャッタースピードの変化にも対応がしやすいです。

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アートアクアリウムの撮影テクニック

常に動く金魚とシャッタースピードの設定

アートアクアリウムでのリーゼントな金魚
明るさだけならばシャッタースピードは"1 / 焦点距離"で完璧なのですが、アートアクアリウムではブレる要素がもう一つあります。縦横無尽に動く金魚たちです。

金魚は常に泳いでいるので、何も考えないと常に被写体ブレが起きてしまいます。
アートアクアリウムで被写体ブレをおこした金魚
なので余裕があるのなら、シャッタースピードを「1 / 焦点距離の2倍」ぐらいの範囲までで調整をしてみましょう。そうすれば手ブレは必然と防げて、被写体ブレも対策することができます。

もしいい構図の中に、ふらりと金魚がきてゆっくりし始めたら、超絶シャッターチャンスです。金魚ブレ対策をしてチャンスを掴み撮りましょう。

被写体ブレが無関係なアートアクアリウムの会場を俯瞰で撮ろう

金魚を撮るだけが、写真ではありません。

ベタな構図になってしまいますが、思いっきり水槽全体が入るように撮ってみるのいいものです。

見に来た人も上手く構図に取り入れて、ストーリーのある写真にも挑戦してみるの楽しいです。

あ、でも人物を特定されるような写真やマナーを守らない撮影はしないようにしましょう。
アートアクアリウムで金魚をスマホで撮る手

基礎こそ大事。水平と定番構図を意識する

アートアクアリウムでの金魚のシルエット
全ての撮影において、いえることなのですが基本の基本、水平が取れていて日の丸構図などをバカにせず撮ること。

同じ構図の写真があった場合、比べられるのは丁寧さです。

しっかりと水平がでていると、複雑な幾何学模様なども違和感なく写真をとることができます。

そして構図や被写体もかぶり易いアートアクアリウムでは、比べる対象が多いので基礎の力が思いっきり出てきます。

金魚は動くため中々撮影が難しいと思う人は、日の丸構図でいい写真を撮れるようにすると、徐々になれることができます。

超が付くぐらいのローアングルやハイアングルを試そう

アートアクアリウムの金魚バスタブ
構図や被写体もかぶり易いアートアクアリウム(あれ?このフレーズ出るの本日3回目!)。人と同じ目線だと、ただ撮っただけの写真になりやすいです。

グリグリと水槽を見回して、自分の足で動いて構図を掴み撮るのです。人が行動しなさそうなアングルをダメ元で失敗を量産しながら、まずは撮ってみるのです。

アートな写真が偶然にも撮れた場合、次は撮り方を知っているので必然で撮ることができるようになります。構図が被りやすいスポットでどれだけ自分のアイデアを試せるかもアートアクアリウムでの撮影の醍醐味です。
アートアクアリウムで水中の金魚が水面にリフレクションしている構図

スマホの画面越しの写真や水晶玉など小物を使ってみよう

構図や被写体もかぶり易いアートアクアリウム(本日4回目!!)。被り易いからこそアイデアの見せ所です。

三脚など大きなものは持ち込めないですが、邪魔にならない程度の手で持てるぐらいの小物なら大丈夫なはずです。

といっても展示品に縫いぐるみやダンボーなどのフィギアを置くのはNGですが、手持ちできるスマホの画面越しの写真や水晶玉。扇子などなど。

あ、ダンボーなどを手持ちで上手く、手を隠しながら撮影できたら楽しそう(笑)

アイデアを事前に巡らせて、試してみるのも写真テクニックのアップに繋がると思います。
アートアクアリウムをスマホで撮影

動体の被写体でも手持ちブラケット撮影からのHDRを試してみる

風景撮影ではとーーーーっても頼もしいブラケット撮影とHDRのコンボ。

動く金魚では試せなさそうですが、先ほどのお話で出た俯瞰の撮影なら活かすことができます。

実際、この記事のメイン写真に使っている写真はHDR合成して作ってある写真です。
アートアクアリウム
プラス補正側の写真が使えなさそうなイメージがありますが、俯瞰なら広角で撮ることが多いと思います。焦点距離がフルサイズ換算で40mmなら、基準補正のシャッタースピードを1/100ぐらいまで早くすれば、なんとか手ブレを押さえられるのです。

それにローアングルでしゃがんで片ひざを立てれば、カメラをひざに乗せればシャッタースピードが1/10でも手ブレを防げます。

そして常に動いている金魚はHDR合成時に「ゴーストの除去」をOFFにしてしまえば、なんとか誤魔化すことができます。(他にいい方法があったら書き直します。)

こぎーのまとめ

難解そうな撮影方法のアートアクアリウム。確かに難しいのですが物は考えようです。

手持ち夜景撮影の延長線上にあり、マスターさえしてしまえば、水族館も手持ちイルミネーションの撮影もグンと成功率がアップします。

それにダメだと思う撮影手段でも、考えて試してみれば実は有用な手段の場合がたくさんあります。さらに被りがちな構図でも自分の個性を出すことができるのです。

綺麗に泳ぎ回る金魚たちを僕らの手で、さらに素敵なアートへと切り撮ってあげましょう。

今回使用したカメラ等の機材

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