こぎーのおすすめ
自然や町並みが癒し!風景フォトグラファーが選ぶ背景が綺麗な漫画10冊を厳選!


こんにちは! フォトブロガーのこぎー(InstagramTwitter)です。

なかなか撮影にも行けないときや、何かしらから写真を撮影するときのインスピレーションやイメージが欲しくて勉強をしたい時、そんな時は漫画を読むことをおススメします。

とくにストーリーが良くて綺麗な景色や自然の描写がある漫画は、その世界に入り込む感覚になることができて打ってつけだったりします。

見やすいコマ割や風景の見せ方、ストーリーを生かす奥行きのある視線誘導は、引き込まれる物語りの様な写真を撮る勉強に適しています

そこで普段から漫画を読むときは風景を意識する僕が、フォトグラファー目線で風景や描写が綺麗なおススメ漫画を厳選してまとめました。

厳選ポイント
  • とにかく背景や描写が綺麗!
  • アングルが素敵で、こんな写真が撮りたくなる!
  • ストーリーが面白く、のめりこめる!
  • 癒される・ほっこりするシーンがある!
  • 受賞歴があったり、アニメ化や実写化している!

たくさんある漫画の中から、上記の5点を基準に厳選しました。

普段、あまり漫画を読まない人でもおススメできる漫画ばかりなので、必ず一冊は気に入る本があるように考えました

こぎー
僕は日常系の漫画が好きなので、日常系がメインでバトル系も少し紹介しているよ!


ゆるキャン△【あfろ】

絶景尽くしの本格ゆるいキャンプ漫画!

ソロで冬にしかキャンプをしない志摩リンと、富士山を遠くから自転車で見に来て帰れなくなってしまった各務原なでしこの出会いから始まる、女子高生たちがキャンプをゆるく楽しみながらもガッツリとキャンプを謳歌する漫画です。

ソロキャンプとパーティキャンプの良い所を書き分けていて、未経験者でもわかり易いキャンプの道具や解説などの詳しい解説もあったりとキャンプのブームの火付けに一役買った漫画でもあります。

道中や準備などの過程も面白おかしく物語りになっていて、全て実在するキャンプ場やスポットが題材に使われていて、絶景ぞろいの実際に足を運びたくなる場所ばかり登場するのもポイントです。

キャンプ場はともかく、観光スポットや温泉・カフェなどの飲食店、そしてキャンプ道具に至るまで忠実に再現されているので一緒にキャンプへ赴いている感覚になることができます。

もちろん聖地巡礼も一緒のギアを揃えるのも楽しそうになってしまいます。


リンの乗る原付や作中で少しだけ出てきた3輪のバイクもモデルがあったり、ブーツもソレルのブーツだったりと、リン達と同じものをさりげなく揃えるのも楽しそうです。

フォトグラファー目線のおススメ

一巻の間にたくさんの見開きの風景画が出てきて、広角で切り取ったような広大な風景に魚眼レンズで撮影されたような凝ったアングルも多く撮影欲を掻きたててくれます。

高ボッチ高原の様な有名撮影スポットに、穴場の千円札の富士山と同じアングルが撮れるキャンプ場などの撮影スポットの場所も多くて、ワンシーンしか出てこない場所でも撮影したくなるスポットも多いのでつい作中の場所を検索して探したくなる漫画です。

かなりの頻度で撮影したいスポットや描写が出てきて、僕も楽しくて1~3巻の間の撮影スポットをまとめた記事を書いたら18か所もありました。

こぎー
キャンプしてコーヒー飲みながら撮影とか贅沢なのに憧れる!


アニメ版も風景にガッツリ力を入れており、漫画とおなじレベルできれいな作画を見ることが出来ます。

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あまんちゅ【天野こずえ】

海中の描写が美しい温かい気持ちになれる漫画

静岡の伊東市を舞台にダイビング部の日常を描いた漫画で、天真爛漫でダイビング経験豊富な小日向光(ぴかり)と東京から引っ越してきてブルーな大木双葉(てこ)が、バディとして人間関係を育み、成長していく物語です。

天野さんが描く水中の世界はファンタジーそのもので、ダイビングにあこがれてしまうこと間違いないです。

水中の景色だけでなく四季の移り変わりが美しく描いてあり、とにかく風景に人物と全ての絵がきれいで見惚れてしまいます。

人と人のつながりを丁寧に書いていて、毎巻を読み終えたときには優しい気持ちでホクホクすることが出来る漫画です。

フォトグラファー目線のおススメ

ダイビングに水中撮影がしたくなってしまう描写が多く、ナイトダイビングや水中の隠れ家みたいな洞窟状の岩礁地帯(富戸ホール)など憧れるシチュエーションがたくさん登場します。

ダイビングのノウハウについて序盤は分かりやすく解説があり、作中でカメラのハウジングの話もあり、水中撮影に興味がある人がマンマと引き込まれてしまいます。

作中で出てくる場所も実在する場所やイベントが多く、伊東市や熱海市の聖地スポットも多いので撮影が楽しそうです。

こぎー
ダイビングスポットも実在するところもあるから、ハウジングで水中撮影をしたくなってしまうシーンが多いよ!


表紙がどの巻も綺麗で、新刊のたびにワクワクしてしまいます。

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ARIA[完全版7巻完結]【天野こずえ】

日常のファンタジーが素敵な上品な美しさのある漫画

「あまんちゅ!」の作者、天野こずえさんの前作になります。

ヴェネツィア(作中では未来の水の惑星になった火星に移築されたヴェネツィア)が舞台で、主人公の灯里(あかり)が一人前の観光水先案内人ウンディーネを目指す漫画です。

さりげない日常の美しい風景を探す描写が多く、先輩ウンディーネとの信頼関係や同期の子たちと奮闘する姿も見所です。

ベネツィアの風景と相まって絶景な風景描写に、夢の中の様な非日常ファンタジーな話もあり、ついつい時間を忘れて読んでしまう漫画です。

根強い人気があり、2020の冬には新作のアニメも始まるそうです!

フォトグラファー目線のおススメ

とにかくヴェネツィアの町並みに、ゴンドラからの眺め、イタリアの風習や伝統行事などヴェネツィアに撮影旅行にいきたくなる描写が多いです。

そして灯里の日常に溶け込む楽しみを見つける視線が羨ましくなってしまう漫画でもあります。

日常で撮れるさりげない写真力を磨きたい人には、おすすめの漫画です。

こぎー
ヴェネツィアに旅行と撮影に行きたくなる漫画ナンバーワン間違いなし!

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ハクメイとミコチ【樫木祐人】

ミニチュア目線の大自然とオツな嗜みがある紳士・淑女の読み物

わずか9cmの小人のハクメイとミコチが森の町で暮らす日常を描いた漫画で、木の根っこのほら穴に建てた家に、自分たちより大きな魚を釣り上げ、昆虫や鳥の背中に乗ったり、小人目線の世界観が読んでいるとワクワクしてしまいます。

登場するハクメイやミコチたちはデフォルメされたような可愛らしい見た目のキャラなのですが、どのキャラクタも職人肌な一面があり大人が共感できる漫画になっています。

そして風景描写は精細で、風景がきれいな漫画の中でもトップクラスの美しさがあります。

ハクメイたちの衣装も和風やエスニックなど書き込みがすごいのもポイントです。

こぎー
そして出てくるお酒がオシャレで、ご飯が美味しそう!

フォトグラファー目線のおススメ

風景に関しては圧倒的な美しさで、カメラを持って作中に飛び込みたくなるシーンがほとんどのページに含まれています。

森の風景に水辺の風景、しかも水中の描写も美しく、街中も海外の様なオリエンタル感。

全ての描写に奥行きがある漫画で、ただでさえ良い物語を風景描写で引き立てています

写真のストーリー性を鍛えたい人にはおススメ間違いないです。

ちなみに作中で旅歩くカメラマンの話もありネタバレになるので内容は話せませんが、「そういう写真の撮り方もあるんだなぁ」と素敵に感じる話もありました。

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3月のライオン【羽海野チカ】

優しさと情熱の描写が熱く心を揺さぶられる傑作

高校生でプロ棋士である主人公の桐山零の物語りです。

幼いころに家族を交通事故でなくしており、対局のため友達もできず居場所もなく孤独を抱えてしまった零が、ぬくもりに出会い自分や誰かのために苦悩して、かつて落してしまった優しさに再び出会って成長していく姿には感情移入せざる負えません。

家族の様な関係の川本家3姉妹に、ライバルの様な存在の二階堂。どの登場人物も魅力的で正しいことを貫く信念や負けられない想いには目頭が何度も熱くなってしまいます。

熱い対局のシーンや登場人物が苦悩するシーンでは背景の描写で心情を表現することが多く、洪水におぼれそうになる感情や焦がれる表現、光が溢れる光景など緻密な描写は圧巻です。

こぎー
ほんわかするシーンや、笑いが止まらないシーンも多くて、何よりあかりさんとひなちゃんの作る料理が美味しそう!

フォトグラファー目線のおススメ

心情描写で気持ちを風景描写で表すことが多い3月のライオンですが、作中では実際に月島の隅田川周辺や千駄ヶ谷(将棋会館周辺)が舞台で、実際に訪れることが出来る背景に心情を乗せたりして表現されることも多くて、聖地巡回も人気があります。

作中のアングルも緻密で、スナップ撮影に向いている場所が多く、隅田川周辺はNDフィルターなどでお昼に雲を流したり白黒のファインアートにして風景撮影をするのも楽しそうな場所が多いです。

余談ですが僕もカメラを始める前に聖地巡礼をしたことがあり、その後にBUMP OF CHICKENとコラボした時には、僕の立った風景にメンバーがいて興奮したものです。

こぎー
バンプのファンの僕にとって、3月のライオンとのコラボ(後々にアニメのOPもバンプが!)は、最高の組み合わせだった(*´ω`)

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よつばと!【あずまきよひこ】

無邪気な目線が日常を新鮮にしてくれる名作

5歳の小岩井よつばの日常を描いた作品で、好奇心旺盛でピュアな行動や発言にほっこりしたり、笑わせてくれる癒やし漫画です。

日常の風景が子ども目線だと斬新で、こんな目線で物事を見れたら素敵だなぁと感じてしまいます

よつばのおとうちゃんにお隣の綾瀬家族など、周りの登場人物も魅力的な人が多くて、大人目線でも見習いたいシーンも多めです。

背景の作画が精密で、とても描いたとは思えない風景は可愛らしいよつばとも絶妙にマッチしていてリアリティを感じることが出来ます。

こぎー
子どもの頃にこんな事あったなぁーってシーンがあって笑えるところも。

フォトグラファー目線のおススメ

お出かけをすることも多く、町並みだけでなくキャンプでの自然の風景や気球のバルーンフェスティバルのシーンなど撮影欲をあがるシーンも多いです。

日常のシーンでも子どもを撮影するときの視線や、街中でのスナップなど読んでいてヒントになりそうな場面もチラホラあります。

ちなみに風景を撮る人だと、多くの人が知っているであろう「ダンボー」もよつばと!の登場キャラクターです。

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乙嫁語り【森薫】

広大な自然と民族美が秀逸な人情物語り

19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺が舞台の夫婦の結婚生活がメインテーマのお話です。

8歳年上のお嫁さんを娶った12歳のカルルクと、しっかりものだけど人懐っこい20歳のアミルの夫婦のお話が主軸にお話が進み、もう一つのお話としてカルルクの部族にいた民俗を研究するスミスが様々な部族を渡り歩き、出会う夫婦をスミスの視点で見ていくお話になっています。

伝統文化が色強く残る中、近代の流れや民族によって異なる価値観が複雑に絡んでいる部分が物語を面白くしていて見所です。

たくましい夫婦のやり取りや、初々しいアミルたちのキュンとする物語り、緩やかにお話が進むところとスピード感があるシーンもあるので読み始めたら止まらないです。

こぎー
徐々にたくましくなっていくカルルクと、最初は過保護気味なアミルがお嫁さんになっていく夫婦模様がキュンキュンポイントだぜ☆

フォトグラファー目線のおススメ

中央アジアの土地、中近東周辺の広大な自然の風景が丁寧に描写されていて、馬にまたがりながら広大な土地で風景撮影をしたり、民族の写真を撮りたくなってしまいます。

そして織物や衣装・装飾品が途轍もなく細かい書き込みをされていて、幾何学模様が好きな人やパターンに目がない人は漫画をずっと見てしまうこと間違い無しです。

背景の書き込みが美しいので、何度読み返しても楽しい作品です。

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ゴールデンカムイ【野田サトル】

アイヌの風習が病みつきになるバトル漫画

明治末期の北海道や樺太が舞台にアイヌの金塊を巡るバトルとサバイバル、、そして筋肉の野郎がむさ苦しくて最高な漫画です。

日露戦争の生き残りの杉本佐一が、幼馴染の医療費を稼ぐために北海道へ砂金を取りに来ていたところで、アイヌが隠匿した金塊の話を聞いてしまうところから話が始まり、その後ヒグマに襲われたところをアイヌのアシリパに助けられ物語が動き始めます。

北海道の大自然の中でのサバイバルシーンが多く、物語にも伏線や謎が多く展開が速いのでテンポよくハラハラして読むことが出来ます

そして登場人物が魅力的過ぎて、メンズは全て男臭いむさ苦しいマッチョばかりと、女子ウケをガン無視した内容もおススメポイントです(ちなみに女子ファンも多いみたいです)。

ただバトルシーンや戦争の回想、野生生物との命のやり取りは、臓物などリアリティのある描写が多いから苦手な人は注意が必要です。

ちなみに狩猟シーンも多いゴールデンカムイなのですが、ジビエ料理などがよく登場して一部ゲテモノなのに美味しそうに見えるグルメ漫画な一面もありますよ。

こぎー
食事時に「ヒンナ!ヒンナ!」って言っている人がいたら、多分ゴールデンカムイ好き(笑)
ちなみに意味は食事に感謝する意味の言葉(美味しいみたいな感じ)なんだって!

フォトグラファー目線のおススメ

北海道の自然が多く出てきて、野生生物の写真を撮りに行きたくなってしまうシーンも多く出てきます。

犬ぞりや流氷でのシーン、そして様々な北海道の動物の描写は魅入ってしまいます。

アイヌの文献や資料が細かく反映されていることで北海道アイヌ協会などからも評価が高く、文様なども細かく描写されていて文化的な背景を学んで撮影に生かすのにも最適そうです。



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メイドインアビス【つくしあきひと】

美しいファンタジーの世界と裏腹の残酷な描写がすごいアドベンチャー

人類未踏で一度入ってしまったら、引き返す際に「アビスの呪い」と言う深層ほど致死率の高い負荷がかかる巨大な縦穴「アビス」を舞台にした、未知へのロマンへ挑むファンタジーアドベンチャー漫画です。

アビスの淵に住む好奇心旺盛で何事にも前向きな駆け出しの探窟家のリコが、記憶喪失で機械の体の少年レグと出会うことで物語が動き出します。

そして10年前に消息を絶ったトップクラス探窟家の母親ライザからと思われる手紙を皮切りに、夢であったアビス深層への挑戦と母親の探索のため帰れない旅路を進む話になっています。

ストーリーの設定の作りこみが途轍もなく細かく、その作りこみを圧倒的な冒険感を作画で表現されていて読む手が止まらなくなる漫画です。

キャラクターの可愛らしさとは真逆に骨太なストーリーは過酷で残酷だけどテンポよく進んでいき、作者の好みと思われる少しエ○チなシーンもちらほらあり劇場版ではR15指定ほどなので気になる人は注意が必要です。

こぎー
正直、グロくて僕も薦めるか悩んだのだけど、、美しい風景と面白いストーリーには圧倒されるよ!

フォトグラファー目線

ただでさえストーリーが面白いのですが、この作品のすごいところは風景も含めた作画にあります。

深層に進むほど様々なジャングルや遺跡、砂漠に湿地や花畑など海外のファンタジーやジブリの世界みたいな風景に目が奪われ、実在しない風景ですが視線誘導が上手で広角レンズや魚眼レンズで撮った様な背景は構図の勉強になります。

またアニメの方も作画が美しくおススメで、普段アニメを見ない僕でも他のアニメとはレベルが違う出来栄えなのが分かるほどです。

ちなみにアニメ作画は2001年以降多くのスタジオジブリ作品(千と千尋、ハウル、ポニョなど)で、背景美術の担当をしていたり、「君の名は。」や「まどかマギガ」などでも背景美術を担当している増山修さんが担当しており、力の入れようが伺うことが出来ます。

こぎー
増山さんのツイッターには、撮影や風景を描くのに役立つ情報ばかり載っているのでフォローがおススメ!

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東京シャッターガール[3巻完結]【桐木憲一】

東京でスナップ写真が撮りたくなる漫画

写真部に入った歩が東京でスナップ写真を撮り歩く漫画で、物語の内容は正直薄いのですが、撮影に行きたくなるシーンがたくさんあります。

巻数も少なく、東京の有名な撮影スポットから、穴場なマニアックな撮影スポットが登場して撮影場所のマップも付いているので、インスタでスポットを探したりし易くて、東京に住んでいるのなら買って損はしない漫画です。

作者の桐木さんは東京シャッターガール以外にも、金沢シャッターガールや特別販売の壱岐島シャッターガールなども描いています。

フォトグラファー目線

実際に撮影にいけるスポットが詳細に説明されていて、東京でのスナップ撮影がしたくなる漫画です。

そして作中ではローレライの二眼カメラやフィルムカメラなどマニアックな内容が出てくるシーンもあって、カメラオタクもワクワクしてしまいます。

桐木さんのついったーでは風景画やスナップ写真を見ることも出来るので、作風が気になる人はチェックしてみてください。

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こぎーのまとめ

有名な漫画も多いですが、今回おススメした漫画はどれも面白いものばかりで、買っても後悔はしないことを考えて選びました。

どの漫画もきれいな風景で撮影にいけない時や気晴らしにおススメの漫画ばかりで、ぜひ普段漫画を読まない人にも読んで欲しい本ばかりです。

最近は、本屋に行かなくても通販や電子書籍でお手軽に購入できるので、そちらもおススメです。

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