こぎーのおすすめ

こんにちは! こぎー(@koggy358)です。

初めて花火の撮影にいって、失敗もたくさんしたけどなんとか慣れてきて楽しい! 次はもっといい感じで撮りたい!

そんな人に送る、花火の撮影のとき小技的テクニックや気にするポイントをまとめました。

ただ撮るだけだと、同じような構図になりそうな花火。ぜひ自分のイメージしたオリジナリティ溢れる一枚を生み出すのに役に立てたら嬉しいです。

まだ花火は慣れないという人はこちらの記事をあわせて読むことをおススメします。

花火は準備が重要なので、そちらについてはこちらの記事を。

花火の基本的な撮り方はこちらから読むことができます。

花火だけでなく、前景を入れ込もう


花火だけでも綺麗な写真になるのですが、それだと単調な写真になってしまいます。そして何処で撮った花火なのか分からないのです。

せっかくなら花火会場の雰囲気も取り込んだ風情あるのはいかがでしょうか。

屋台や草原、水面があるのならリフレクションした花火を一緒に写しこむだけで、クオリティの高い写真を撮ることができます

機材やテクニックなど必要になってきますが、パノラマ撮影でがっつりと素敵な構図の一枚を作っておいて、フォトショップで後々、話に出てくる比較明合成で花火を見たとおりに写すこともいいですよね。

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花火撮影は風にもろ左右される

花火を見に行くときに、天気を気にする人は大勢いるのですが、風向きと強さはあまり気にしない人が多いですよね。

撮影の場合は花火の撮影となると、その風が雰囲気を左右する重要なファクターになってきます。

風向きが向かい風なら厳しい戦いになる

花火は破裂するときに煙がいっしょに出ます。煙が風で自分の方に向かってきていると花火全体が煙に巻かれたような写真になってしまいます。

いくらLightroomなどレタッチソフトで目立たないようにしても、あちらを立てればこちらが立たず状態でどこらかが不自然になってしまいます。

構図いっぱいに煙が来てしまわぬよう、あらかじめ風向のチェックと当日の撮影スポットの練り直しや第二候補へ行くなど臨機応変さが試されます

風の強さで構図からずれたり、綺麗な円形にならない

形が崩れた花火の例
花火は空高く打ちあがるので、風が吹くともろに影響を受けてしまいます。

無風状態ならば花火師さんの腕にもよると思うのですが、綺麗な球体に開くはずです。ですが風がビュービュー吹いていると形が崩れてラグビーボールみたいな形になってしまいます。

そして打ち上げ位置から破裂するまでの「ヒュー」と飛んでいる間に風向きに沿ってずれていってしまいます。

あまりにも風が強いと構図からギリギリはみ出してしまい、せっかくフレームインを狙っていても失敗写真になってしまう可能性もあるのです。

少し広角で撮ってあとでトリミングで編集するなど、構図に余裕を持てればいいのですが、現場の設定で品質を追い込んでおきたい人は要注意です。

花火が打ちあがる閃光も撮ろう

花火と打ち上げの閃光
花火の打ちあがりにはおおまかに2パターンあります。

ひとつ目が発射場所から閃光を放って破裂するまで軌跡が残るパターンと、打ちあがって音だけでいきなり上空で破裂するパターンがあります。

うち上がる間の閃光を入れるか入れないかは好みなのですが、その閃光は花火が打ちあがるのを目視して瞬発力でレリーズを押すか、ギリギリのタイミングを見計らって押す方法の2パターンでとります。

数発の花火を絡ませて、打ち上げた花火と軌跡も同じ本数入っている写真を撮る場合は意識しておくポイントです。

花火の散り際は入れない方がさっぱりする

シャッターを切るタイミングで花火をシャープに
花火が開き終わり、散るときにチリチリと花火が広がって消えていくことがありますよね。

開いたときの花火の線が細いときに、最後にチリチリすると線の周辺が明るくなりすぎてしまい若干、シャープさに欠けた写真になってしまいます。

また白とびしそうなほど明るい花火のときは、入れない方が白とびのリスクを防ぐことができます。

花火は煙で立体感が出せる

花火撮影で煙が立体に見える例
花火が煙で巻かれない程度のとき、煙がいい仕事をしてくれることがあります

花火は空を多く含むので、雲がないと奥行きが表現しにくいのです。でも煙があれば奥行きが勝手に出てくれます。

煙の出方は完全に運任せですが(笑) このシャッターチャンスを逃さない意気込みが重要です。

順風で奥に流れていくと奥行きのある写真が作りやすく、低い位置で数発打ちあがったあと高い位置で大きな花火が打ちあがった場合、花火と地上の間の導線になってくれます。

強風を生かす撮影もできる

強風が吹くとほとんど上手に撮ることができません。

ですが、それすらも生かすことも考えると表現の幅が広がります。

斜め手前に流れてくるなら花火を構図の風上の方に写すことで煙が流れて、上手く撮影できれば視線誘導することができます。

花火をわざとぼかして抽象的に

花火撮影に慣れてくると、色々な撮影方法を試したくなります。

ピントリングを撮影中にうごかしてアートな写真を撮る技法や、あらかじめピントをずらしてボケた写真を撮ったり。

かなり綺麗な写真を撮るのは難しいのですが、会心のできの一枚ができたときは最高にテンションが上がります。

比較明合成(コンポジット)で自分だけの花火を

単発の花火ばっかりで、ボリュームが足りないな、、と感じるとき。 前景が暗すぎていい構図なのに困っているとき。 そんなときは比較明合成の出番です。

比較明合成とは2枚以上の写真を合成するときに、一番に明るい部分を採用して合成する方法のことをいいます。

同じ構図の花火写真を複数用意しておいて合成すれば、暗い空に全ての花火が打ちあがっているような写真になります。

この比較明合成、ホタルや星空の撮影など夜景での撮影ではかなりポピュラーな手法ですが、写真に華やかさを出したり、長時間露光をせずに済むので失敗写真のリスクを減らすことができます。

比較明合成をするにはパソコンでソフトを使用するのがほとんどで、フォトショップやフリーのソフトでも合成ができます。
比較明合成による花火の合成例

こぎーのまとめ

花火の撮影も奥が深く、たくさんの考えや構図の絡ませ方などがあり面白い被写体です。

そして日本の夏に不可欠な風物詩です。いっきに気持ちを涼しく爽やかにしてくれます。

こぎー
花火に浴衣の美女なんて、たまらないなあ(*´ω`)

写真テクニックを磨きつつ、夏をはっちゃけましょう!

今回使用したカメラ等の機材

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