こんにちは! つい写真に映りこみたくなる、こぎー(fa-instagramInsutagramfa-link・fa-twitter-squareTwitterfa-link)です。
ガラス張りの展望台などで俯瞰した風景にチャレンジしたのに展望台内のライトが映りこんでへこんでいる、そこのジェントルメン。
動物園や水族館でいいカットが撮れたのに、外の光が反射して映りこんでしまった、そこのレディ。
ガラス越しに写真を撮影するのは思っている以上に難しく、対策をしていないと失敗写真を作ってしまう原因になってしまいます。
映りこみの対策は2つあってPLフィルターを使用することと、カメラに専用のレンズフードを装着することで映りこみを対策をできるのですが、フードの方はなかなか高価で購入に踏み切ることができない人が多いと思います。
¥5,000!!!
¥9,000!!!!!!!!!
そこで「無いのなら作ってしまおうレンズフード」という発想になり調べてみると、「Komin's Photo Blogfa-chain」(←コーミンさんのブログを新しいタブで開きます)で考案されている方法で、たった200円ちょっとで作成ができることがわかりました。
ちなみに詳しく書かれた記事「車窓撮影用フードの型紙」のリンクはこちらから。
そして作成して実際に使用してみるとしっかりと映りこみを防いでくれて、コストパフォーマンスもとても良いのです。
ぜひ僕もブログで紹介したいと思い、コンタクトを取ってみると快く快諾していただけました。
コーミンさんの調整や試行錯誤のたまものです。数百円と30分ほどの工作をするだけで撮れる写真の幅が一気に広がります。
写りこみ防止フードを作るために準備するもの
準備する部材はたったの3種類で、2種類はダイソーなどの100均で購入できるので部材を揃えるのもラクです。
順を追って紹介していきます。
では1つ目。
型紙のpdfをコーミンさんのブログに載せてある車窓撮影用フードの型紙(←新しいタブでpdfが開きます)からダウンロードしてA3サイズで印刷をしてきます。
印刷をする時に使用するレンズの径に応じて型紙の印刷サイズの倍率を微調整したり、口径部に応じて直径φ100から小さくするなど使用用途に応じて調整が必要になります。
僕はひとまず100%のサイズでA3サイズで印刷をしています。そして止め口周辺を工夫をして様々なレンズの口径のサイズに対応できるようにしています。
A3サイズの印刷が家などでできない場合はコンビニなどでする必要があり、20円程度ですることができます。
次は2つ目。
次に100均でタブレットなどを入れるスポンジ製のケースを購入します。
僕はB5サイズの物を購入しました。
ハサミなどで直径が30cmで220°ほどの扇形に一枚で切り抜くことができれば大丈夫です。
ラスト3つ目。
そしてこちらも100均で買えるマジカルテープです。
このマジカルテープの付け方を工夫したり、別の部材を使用することでレンズ径の調整や使い心地を決めることができます。
準備する部材は、たったのこれだけ。約220円で、とてもリーズナブルです。
あとは楽しく工作をするために、ハサミや固定するためのテープ(セロテープやマスキングテープ)、ケラレの調整をするために固定する洗濯ばさみやクリップなどの工具を準備します。
写りこみ防止フードを作ってみよう!
では早速作ってみましょう!
時間も全然かからなくシンプルなので、図工などが苦手な人でも楽しんで作ることができると思います。
早速写真の使いまわしですが、ケースをハサミなどで開いて一枚下ろしにします。
型紙を開いたケースに固定してザクザク、ハサミで型紙に沿ってケースを切り取ります。
このとき僕は両端を多めに残しておいて、次の調整の工程のときに余分な部分をカットしています。
後できちんと綺麗に周囲を切り取りましたYO!
ちなみに色鉛筆で型紙に沿ってケースを型取り使用としたのですが、ケースに色が付かずにマスキングテープを使用しています。
裁縫道具のチャコペンなら型取りできるかもしれませんが、手元に無かったため試せていません。ご了承を。
型紙に沿って切り取ったら次は、ケラレの確認をします。僕はそこらへんにあったクリップを使用しました。
使用したいレンズにぐるっと巻きつけて、ケラレない位置でクリップで固定します。
マジックテープを貼る部分を残して、端の余った部分をカットします。
そしてマジックテープを両端に貼り付けます。
これで完成です。
あとはマジックテープやフードのフチを縫って固定したり、ほつれ防止の防止をしたりなど好みでカスタムを行いましょう。
このマジックテープを付ける部分が色々と応用できそうで、マジックテープの幅を太めにすることで様々なレンズサイズに対応できるようになったり、僕は少しだけ改造したのですが写真のように貼り付けるとフードを絞ることができるのでガラスから少し遠い位置でも使用できるようにしています。
写りこみ防止フードを実際に使ってみた
1月6日に名古屋のテレビ塔が改修工事のため2020年の夏まで消灯となります。
せっかくなら改修工事前に写真を撮っておきたかったので、愛知芸術文化センターの展望回廊でさっそく実践でテストしてきました。
効果はハッキリと現れ、写りこみを防ぐことができました。
実はここに去年の夏に撮影しに来たときに、洋服を暗幕みたいにカメラにかけて撮影をしてみたのですが、大惨敗で終わってしまったので最終日にリベンジできて気持ちよかったです(笑)
どのフードでも同じなのですが、ポイントはできるだけガラスと水平に使用することで最大の効果を発揮してくれます。
この展望台は場所によって少し光が強いところがあるのですが、そこで強引に斜めにずらして撮影してみたところ、フードで光を完璧に遮断してもどうしても光が回り込んでしまう部分もありました。
これはどのフードを使っても同じなのでしっかりと使う場所を選定して、極力ガラスとレンズが水平になるように気を使うことでレスポンスを発揮してくれます。
こぎーのまとめ
わずか200円ちょっとで、ガラス越しの撮影の強い味方が完成します。
コンパクトにたためるのでカバンに常に忍ばせておいたり、複製も容易なのでいざという時のために車に積んでおいたりすることもできます。
カスタム次第で暗幕をセットできる用もできそうですし、考え方次第で色々できそうです。
誰かさんみたいに適当に床に広げて作業するのはお行儀わるいゾ☆