こんにちは! こぎー(fa-instagramInsutagramfa-link・fa-twitter-squareTwitterfa-link)です。
まずホタルを撮りに行く前に、一番大切なのはルールを覚えておくことがあります。
ホタル鑑賞・撮影のマナーです。頭に叩き込んでおきましょう。
マナーが守れない人は鑑賞・撮影をする資格はありません。
おおげさかもしれませんが僕らの行動次第で、ホタルがいなくなったり撮影禁止に簡単になります。
最近はスポットが明るみに出て鑑賞や撮影に来る人が多いです。
あくまで自論ですが有名スポットに関しては隠すのではなく、しっかりと知識を持ち誰しもが素直な気持ちでマナーを守れば保全活動に繋がると信じています。
何がダメなのかを知らない方が危険です。
僕らフォトグラファーがしっかりとお手本となり、クリーンな環境を作る手助けをしましょう。
僕らが見て感動した景色を、これからも見続けるためにも。
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ホタルは光が一番苦手
光害はトップレベルに細心の注意が必要な項目です。
ホタルはライトなどの明かりがあると飛ばなくなってしまいます。
繁殖の妨げになり、僕らも鑑賞や撮影もできなくて、一切メリットがありません。
ほとんどのスポットでそのうち目が慣れます。最初は暗く感じますが案外、人間の目は高性能(F値はおおよそ1.0)です。
月もなく空も暗かったり、山奥で木々に覆われていて一切の光が無い環境で何分たっても目が慣れないのなら危険を伴うので状況が異なります。
ですがホタルが飛び交う環境ならば最低限の光になるよう配慮するべきで、極力光源を付けないでおきましょう。
懐中電灯・スマホのライトは細心の注意を
僕らが暗闇で一番身に着ける光源といえば懐中電灯かスマホではないでしょうか。
ですがよほど身の危険を感じない限りはライトやスマホは厳禁です。
よく赤いライトやセロハンを貼った懐中電灯なら環境に優しいといいますが、ホタルに関しては誤りです。
ホタルは赤い光にも感受します。
ホタルだけではなく周囲の人間にも迷惑行為となり、暗い中でいきなりライトを付けてしまうと、暗さに慣れていた目がダメになってしまいます。
しかもそのあと、再び暗闇に慣れるまで時間がかかってしまうため、移動中の人には危険が伴います。
ピント合わせやスポットの確認のために照らさない
ホタル自体を撮ることは実はそこまで難しくありません。
ホタルの撮影の難しいところは、背景との構図を決めることです。
ピントを合わせるために周囲やホタルが飛んでいるところをライトで照らしたりするのは厳禁です。
あらかじめ明るいうちに想定してピント合わせて飛ぶまで待ったり、広角気味の画角でパンフォーカスさせておいたり、無限遠で固定して臨機応変に対応できるようにしましょう。
ディスプレイは極力見ず、成果は後で確認する
とても暗い環境ではディスプレイを付けてしまうことでホタルが光らず、無駄な撮影の時間を取ってしまうことにもつながります。
ホタルにとって迷惑な光になるので、対策を万全にして最低限の動作で撮影をできるように段取りしましょう。
ピント合わせなど出来る限り撮影前に入念な準備をして出来栄えは後で確認することは可能なはずです。
僕の失敗の話なのですが一番体験した中で真っ暗なスポットで、人ひとりと誰もいない状態でした。
ホタルの飛び交う所でつい先急ぎ取れ高を見たくて、タオルでの遮光が今一つの状態でカメラのディスプレイが点灯した後に、さっとホタルの光が引いたときは完全に後悔しました。
カメラのAF測光などの補助光はOFFにしたり隠す
上記と同様にとっても迷惑な行為です。
カメラ側の設定で補助光をOFFにできるのならしてしまいましょう。
出来ないのならマスキングテープで漏れないように遮光物を目張りしたり、厚手で黒に近いタオルをかぶせながら撮影することで対策出来ます。
カメラの赤い点が発行している人が非常に多いです。
カメラ正面は対策してあっても、操作パネル側はしていない人が多いのです。
大きな声や音を出さない
僕らはホタルの住み家にお邪魔している異物です。
騒ぎながら撮影すればホタルは当然ですがそれ以外の動物にも迷惑になります。
大きな音を立てながら移動するということは周囲の木々や植物、様々な環境を意識せずに踏み荒らしていることになります。
足元にメスのホタルがいるかもしれません。いろいろと意識していれば慎重な足運びになるはずですよね。
また自然環境だけではなく、周囲の人間の生活圏にも迷惑をかける可能性があります。
住宅街から近い場所がホタルの生息圏で、案外人間の住宅の裏や道路の隣でホタルが見られることもあります。
周囲に人がいる形跡が無くても夜に配慮もなく大きな声や音を出すのはナンセンスです。
ホタルを捕獲・触らない、進路を妨げない
ホタルは成虫になってから約2週間を繁殖に費やします。
捕獲してしまったところで、生涯を無駄にさせてしまうだけです。
僕らが触ったり邪魔をしてしまうことにより、本来ならば繁殖できたはずのホタルが僕らの気分次第で力尽きてしまうことは避けたいです。
よくお子さんにホタルを捕獲させたいと奮闘する親御さんがいられますが、それでは将来お孫さんがホタルを見ることは出来なくなります。
僕らも撮影時に三脚や所持物にホタルが止まることもあります。
羽を休めたり、その場にとどまる可能性もありますが跳ね除けたりせずに見守ってあげましょう。
車の進入・駐車場所には気を付ける
ホタルは光が大嫌いなのですが、車のヘッドライトは人間だってとてもまぶしいですよね。
ホタルのスポット近くまで車で乗り付けてしまうと、周囲が照らされてホタルに大迷惑になってしまいます。
先に撮影者がいたら、ライトで台無しになってしまう可能性もあります。
車のロックの音が周囲に響いたり、エンジンが騒音だったり、振動音でホタルに危害を加える可能性もあります。
出来れば撮影スポットから少し離れた影響の少ないエリアでの駐車を心がけましょう。
あとは駐車禁止エリアに路駐をしてしまうのもどうかと思います。
通報されたり近隣の住民とトラブルが起きれば、撮影や立ち入りが禁止になる可能性もあります。
しっかり事前にアクセス方法を調べてスマートに撮影をしにいきましょう。
撮影は通行人を妨げない、いつでも必要なら移動すること
道幅が狭いエリアで撮影していると三脚や椅子、近くでたたずむ人は邪魔になります。
通行者に配慮してもらい、ぐらついて転倒し怪我をさせてしまったらそれは僕らのせいだと思います。
三脚と通行者が接触しても、自分から謝罪する気持ちが大切だと思います。
上手な人ならリカバリーできるし、ほかのスポットへの切り替えも早いはずです。
怒鳴り散らしてしまったり、喧嘩をはじめて周囲に迷惑をかけては本も子もありません。そんなトラブルメーカーに撮影をする資格はありません。
私有地や立ち入り禁止エリアには絶対入らない
あまり説明も必要ない気がしますが、いくらホタルがたくさん飛んでいても私有地に入って撮影するのはダメです。
人が耕している畑を荒らしてしまったり線路内にはいってしまったり。人が見ていないからと敷地内に入っても、足跡やカメラが有ったらばれますよ。その場所も撮影禁止になる可能性もあるし、警察やお医者さんのお世話になってしまいかねません。
立ち入り禁止エリアは勾配がきつい斜面や滑落しやすい場所だったりと危険な場所の可能性も高いです。
他の人と違う構図で写真を撮りたい気持ちもわかります。ですがぐっとこらえてテクニックでカバーしましょう。
それに僕らだって立ち入り禁止エリアでホタルが飛んでいれば他人が移り込む心配もありませんよね。
鑑賞エリアのルールを理解する
ホタルが見れる場所を探すときに、ほぼネットで検索をして調べると思います。
そのときに有名なスポットなら有志の方や自治体でホームページを作成して、ルールやマップ、飛翔情報など様々な情報を公開してくれていることもあります。
情報を知っていれば、ルール違反をすることが圧倒的に少なくなります。
念入りに調べてスマートな撮影や鑑賞を行いましょう。
また現地に案内をしてくれる方もいる場合があります。
しっかりとマナーに対してのルールを丁寧に教えてくれます。
場所が分からないのなら素直に聞いてみましょう。
無駄にライトをつけたり、散策をする必要がなくなります。
こぎーのまとめ
たくさんの守るべき項目がありますね。
それだけホタルはデリケートな生き物です。僕らも慎重に行動しないとですね。
おおまかに7項目も書きました。
・騒音を出さない
・ホタルを捕獲しない
・車の影響を考える
・妨げとなる行為はダメ。譲り合い精神で
・立ち入り禁止エリアを理解すること
・スポットの情報を事前に調べる・素直に聞く
たくさんルールがあっても、それほど難しいものではないはずです。
むしろ守ることが出来る人が、たくさんのホタルを見ることが出来ます。
一度、ホタルを見ると幻想的な光景は忘れることが出来ないほど感動することが出来ます。
これからもずっとホタルを見続けるために、僕らができることをしていきましょう。